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あの曲、なあに?【クシコス・ポスト】

立冬が過ぎ、木枯らしが吹きそうな季節になりました🍂
秋は学生さんにとって行事の嵐!運動会、文化祭、音楽祭などなど。
先週から今週にかけても各学校で音楽祭が随時開かれているようです。
先日、たまたまある生徒さんのレッスン時間が余ったので、運動会の季節にちなんだ曲とエピソードをお話しました。
運動会と言えば、おそらく日本全国ほとんどのエリアでこの曲が使用されているでしょう。

その曲の名は、

【クシコス・ポスト】

曲はこちら→https://www.youtube.com/watch?v=qT3HvXF4t1k

この曲は正式な題名を「クシコスの郵便馬車」といいます。
ひと昔前は車や電車などの移動手段は無く、一番早い移動ツールは馬だったのでしょうね。
電話や携帯やパソコンが無い時代ですから、何か急ぎの用件があった時は馬を走らせて時を駆け抜けたのでしょう。
日本に伝来したルーツはわかりませんが、急いでいる様子は十分に伝わったのですね。
かけっこを頑張る時の音楽にピッタリです。
この曲を作曲したのはネッケというドイツの人ですが、異国の地で、時代も隔てた運動会という場所でご自身の曲が有名になっている事に驚いているでしょうか。

ちなみに、聴いてもらった生徒さんに「この曲は元々、郵便やさんの音楽なんだよ。」と伝えた時のリアクションがとてもナイスでした。知っているつもりでも、そこから意外な発見や新しい発見があると驚いたり興奮しますよね。私は生徒さんの反応に嬉しくなったひとときでした。

ピアノの練習場所

朝晩の冷え込みが厳しい季節になりました。今週末には立冬を迎えます。

今日はピアノの練習場所のお話です。
教室にピアノはありますが、時折コンサートなどの本番を控え友人やゲストの方と練習をする時は都内のピアノスタジオを利用します。
仲間の住まいが関東近郊に広がっていたり、2台ピアノが必要な時は都内のスタジオにて練習します。楽器を演奏する人たちにとって練習場所は悩みの種の一つです。アクセスが良くて環境が揃っているというのは結構少ないのです。

そんな中、便利に使わせていただいてるスタジオをご紹介。

ひとつは、ピアノスタジオフォルテさん(クリックするとサイトに移ります。)
池袋駅の西口にも東口にもあります。スタジオがとても綺麗で調律もこまめにしてくださっているのでメンテナンスも良いです。池袋駅は各沿線のターミナル駅で駅近だから便利です。2台ピアノのお部屋があるのも貴重。

ふたつめは、音練さん(クリックするとサイトに移ります。)
新宿3丁目の雑居ビル内にあるスタジオ。場所柄、こんな所にピアノスタジオなんてあるの?!と思うようなエリアですが建物内に入ると、とても落ち着いた雰囲気。受付スタッフも女性が多く安心です。なによりお部屋のレンタル料が良心的。

みっつめは、自分の住まいor勤務地の公共施設の音楽室。
例えば、ウエスタ川越やまぶき会館桶川市川田谷生涯学習センター

などです。ここでは教室の近隣の公共施設をご案内しておりますが市内には他にもいくつかあります。公共施設は民間の施設に比べ断トツに値段が安いですが、利用の申請にあたって申込時期が定められています。利用時間も1時間単位などの細かい時間枠では無く、午前・午後・夜間の1枠4時間分(大体)です。金額は1時間使用でも4時間使用でも値段は変わりません。人気の時間帯や曜日は抽選になる事もあるので使い勝手はやや不便かも。

他にも、ピアノレンタルスタジオありますが今回は自分がよく利用させていただくスポットをご紹介しました。上記練習場所はご自宅にアコースティックのピアノが無い生徒さんや、人前で弾く大きな本番を控えた生徒さんに本番と似たシチュエーションでシュミレーションしてもらう為にご案内をします。最近では趣味で習われている大人の生徒さんにも、ニーズがあった場合にご案内しております。

練習場所は楽器の面からも近隣への騒音対策からも困る事がありますが、紹介したような場所をご参考いただき皆さんの演奏ライフにお役立ていただけたら幸いです♪

 

 

学校伴奏オーディション、その後

今月は激動の天気☀☂☁
昨日の桶川教室への通勤途中では今にも冠水しそうな用水路や小さな川をいくつも越えていきました。このままの雨量では帰宅できなくなる…!と激しく心配するほど前回の台風から安定しない環境でした。

先日、校内音楽祭のピアノ伴奏で残念ながら落選してしまった生徒さんの事を記載しました。そのうちの一人の生徒さんが今週のレッスンでその後のお話を聞かせてくれました。

「そういえば、学年全体のオーディションは落ちちゃったけどクラスで音楽の授業の時に担任の先生が『ピアノ伴奏つきで練習したいから今弾いてくれないかな?』って言われた~。そんでクラス練習の時は自分が弾いて、みんなの前で弾く事が出来て楽しかった」

と。
その学校では学年に3クラスあって、クラスごとに伴奏の生徒さんを決めるのではなく学年全体で一人を選出するシステムだそう。中学校だとクラスごとなんですけどね。
なので本来なら人前で弾くチャンスには恵まれなかったかもしれないのですが、きっとオーディションでは接戦で良い演奏をしていたのでしょう。担任の先生が授業の中ですが、そのようにお声かけくださったようです。
これには生徒さんも私もとても嬉しくなりました。
「おおーーー!やったね、チャレンジした事が無駄じゃなかったね!」とお伝えしました。
また、たまたまその生徒さんは人前で弾くのをとても楽しんでくれる子です。発表会でも振り返りをすると、いつもみんなの前で弾けて楽しかったとコメントを残します。(度胸があって羨ましい)
そういう意味では少し願いが叶ったかもしれませんね。素晴らしい!!
今から既に来年に向けてヤル気満々。その前に発表会もあるのでモチベーションを維持できるようしていきます(^^)

夏休みに出かけたいお出かけスポット

夏休みに入りました!まだ1週間経っていませんが学年によってはお泊り保育を体験したり林間学校に行ったりして忙しい&お疲れの様子です。今年は梅雨もまだ明けないし変な陽気ですね。

8月のお盆休みを除いてお教室は通常レッスンです。まちゼミ講座や長期休暇中限定の振替レッスンなどをご案内したりしてスケジュールとしてはフル回転!熱い夏を乗り切るぜーーー!!!
レッスンはレッスンとして、夏休みは家族やお友達と出かけたり映画やお祭り、プール、海、キャンプなど楽しいイベントも盛りだくさんですね。お出かけされた生徒さんのお話を聞くのもこの時期楽しみです。

今日は私個人が出かけてみたい気になるスポットをご紹介します。

それは、「浜松サービスエリア

え?と思われる方もいらっしゃるでしょうか。そうです、高速道路上にある休憩スポットです。
何が特別ってこの土地ならではの建物の特徴が・・・!

ジャーーーーン♪

  

上りも下りも建物がピアノ!!
浜松と言えば日本を代表する楽器メーカー、ヤマハがある場所でしたからねぇ。
以前、何かのバラエティ番組でチュートリアルの徳井さんが紹介していたのを聞いて初めて知りました。調べてみるとコンサートも定期的に開催されていたりするみたいです。素敵!
東名高速道路はよく利用しますが御殿場より西に出かける事が少ないのでまだ未踏の地です。いつか行ってみたいスポットです。
どなたかそちら方面に出かけられる方は話のタネに立ち寄られてみては。お出かけされた方、感想お待ちしております!

素敵なピアノ番組

6月もあと僅か!今月も時間の流れが早いです~。そして2019年も折り返し地点。
思い返せば半年前、2019年が幕あけた元旦の日に大学時代の同級生から「素敵な番組をやっていたから是非見てみて!」と動画が送られてきました。

番組の名は、「空港ピアノ」

NHKの番組らしい。送られてきた動画はほんの5分のものだったけれど、番組内容としてはとある空港のロビーにピアノがポツンと設置されていて通り過ぎる人が思い思いに弾く様子を撮影したもの。派手なナレーションなどは入らず、番組を見ながら自分も空港にいるような感じで見られるのが何とも言えないのです。

空港という特別なめぐり合わせが溢れる場所で、人種も言葉も年代も越えて色んな人が色んな音楽を奏でます。空港ですれ違う人は、きっとほとんどが初対面で、この先出逢う事もおそらく無いような、「すれ違う」時間と関係なのに、ひとたび生身の人間がすれ違う時間と場所の中で音楽を奏でると共に共有する空間と時間に変わる。番組を見ていても、「この人はどこの国から来たのだろう?」「なんて音楽なのかな?」「ピアノは習っているのかな?初めてなのかな?」「どうしてこの曲が好きなのかな」など、一気に興味が沸いて距離が近くなる気がします。演奏の上手い下手ではなくて、奏でられる音楽からその人がどんな人なのかを感じたり想像したりするのです。リアルな現場にいたら、きっともっと興奮していることでしょう。

日本でも近年、駅ピアノ等が設置されている場所もあるようです。
もしどこかで見かけたら弾いてみようかな!?
瞬時に人や空間を繋げる力を音楽は秘めてると思います。演奏スキルが無くたって、1音奏でたら、きっとたちまちその空間が彩られる事でしょう。国内でも、そんな素敵な空間と時間が増えていくと嬉しいな。

生徒さんの男女比率

梅雨本番☔朝晩の寒暖差が体調に直撃します。
激しい雨によって車の汚れが落ちたのはラッキーでした😊

今年の初め、音楽教室のビジネスセミナーに参加したところ最近はピアノ男子が増えているとの事。
確かにうちの教室も10年前と比べると最近は男子が増えてきている。在籍数も問合せ数も。
なので調べてみました🔍

川越教室では、
男性32%  女性68%
(大人の生徒さんのみは男性34%  女性66%)

桶川教室では、
男性36%  女性64%

でした。おおっ、確かに。
かつては生徒数の1割~2割位しか在籍していなかった男性陣でしたが4割に近づく在籍数でした。

以前、ちょうど今45歳以降の年代の保護者様に聞かせていただいた事がありました。
「俺らが子供の時はピアノっていうと女の子の習い事ってイメージがどうしてもありましたから、その当時習っていた男は軟弱だって感じました。でも大人になってから習っておけば良かった~ってすごく思いましたよ。だって楽器弾けるってかっこいいし、自分や感情を表現できる技があるってすごいですよね。だから子供には習わせようと思ってました。」と。

意外とお父様方から複数こんなご意見をいただく事があります。
大人になってくると大事にしたいものや価値観、自分を豊かにするものが何か新しい発見があるからこそ音楽を学ばせる動機として、自分が弾きたかった想いをお子さんに託されているのではないでしょうか。

音楽の良さを男女関係なく広く感じてもらえる時代になって嬉しいです♪もっと多くの方、年齢も性別も越えて広めていきたいです。

体調不良にご用心

天気予報通り見事に梅雨入りとなりました。汚れた車が少しきれいになりそうなのと、激しい紫外線の攻撃を避けられるのが嬉しい面です。

しかし体調面には注意が必要!
GW後からの1か月、生徒さんや身の回りで胃腸炎、熱射病、片頭痛、中耳炎、肺炎…、等々体調不良に悩む方が続出中です。

激しい気温変動や気圧によって体調には目に見えないダメージが。今年の初め、フジテレビの気象予報士、天達武士さんのセミナーを聴講した所、最近の新たな認識として「気象病」なるものが出てきたと話されていました。気象によって引き起こされる病気の総称で、上記の病状は全て当てはまるのではないかなと思いました。お医者さんの間でもまだまだ認知度は低いそうですが、近年では天気による体調不良者・死亡者が交通事故死の数を上回っているというデータが発表されました。恐ろしい・・・。

そしてピアノにも悪影響なのが湿度。教室のピアノも例に違わず、先日たかだか2時間くらいの時間で音がゆるゆるのベロベロになってしまいました。エアコンを起動していてもどういうシチュエーションで音に影響が出るのかわからないから困りもんです。ピアノの音に変動が出る位ですから勿論人体にだって負担はあるでしょう。熱射病を引き起こす原因の1つに気温だけでなく湿度も大きく影響しており、発汗を促せなくなってしまうのが怖いと聞いた事があります。

食中毒なども心配される時期です。
お子さんはプールも始まって体力が低下する季節でもありますので十分気を付けてお過ごしください。

川田谷(桶川)教室

新緑が爽やかにそよぐ季節となりました。今週末に運動会の小学生も多いようです。

今日は川田谷(桶川)教室についてのお話です(^^)

今現在、お教室は月~土で開校しておりますが水、金の午後からは桶川教室でお仕事をさせていただいています。川越教室は2010年に今の場所で立ち上げました。それに対し桶川教室は2004年から今までお世話になっております。私が大学卒業から御縁をいただき、当初大宮にあった個人教室の契約講師としてお勤めを始めさせていただきました。

桶川のお教室は桶川市内の川田谷にある認定こども園ひだまり(旧・かわたや幼稚園(の1室で保育が終わった課外教室として展開をしています。

川田谷は川越から行くとおそらく1番近いエリアで川島町との川を境に越えたすぐの場所です。勤め始めの頃は存在していませんでしたが今は圏央道の桶川・北本インターのすぐ近くです。近隣には梨畑や田んぼ、畑などがありのんびりとした地域です。生徒さんの殆どが園の在卒園児です。ここのお教室の特徴は、なんと言っても生徒さんの継続年数が長いこと!!生徒さんの多くは年中・年長から始められますが8割を超える方が小学6年生まで、そして中学生になるまで続けてくださる方が多いのです。一番長く続けて下さった生徒さんは年中~高校3年までの13年間通ってくださいました。
園の教育方針もあって、おおらかでのびのび、逞しく面倒見の良いお子さん達が多いです。放課後、園に行くと「ピアノの先生だー!!」と言って、ピアノを習っていない子も声をかけてくれたり、「今日は誰のレッスンなの?」と尋ねては、その生徒さんを呼びに行ってくれたりします。(頼んでいないのに!大助かり!)
小さい子が困っていたり泣いていたりすると、兄弟でなくても年上の子が寄っていって声をかけてあげたりしています。

ここに来るとピアノのレッスンも楽しみですが、お子さんの純粋な行動や元気に触れて活力をもらえます。自然にも溢れたエリアなので季節の風を感じられる事も魅力のひとつです。

今は田んぼのシーズン。カエルの合唱に囲まれながらレッスンを楽しんでおります。

発表会ビフォーアフター

お陰様を持ちまして先日の日曜、年に1度のお教室発表会が無事に終了致しました!
今年は幼稚園組のニューフェイスが多数発表会デビューし、ベテラン組は安定の成長を着実に披露してくれた発表会になったと感じました。

発表会を迎えるまでは、どの生徒様も不安を抱えていた事と思います。準備しているこちらといたしましても、生徒さんの仕上がり状況や当日の備品等の準備、調律や舞台セットをお願いしている方々への連絡がちゃんと出来ているか等々、準備は多岐に渡り毎年のことながら不安が満載です。

しかし当日を越えてみると皆さん、不安からスッと解放された方もいれば、早速次回の課題と向き合い前へ向かって走り出している生徒さんの姿を多数拝見する事が出来、終わってみると本当に毎回やって良かったな~、無事に終わって良かったな~と思うのです。

発表会の翌日からレッスンを行い、熱の冷めないうちに昨年までの振り返りと新たな1年をどう過ごすかの計画を講師&生徒さんで練っております。本番では得られない学びがここでは沢山!!
まだ月曜、火曜の生徒さんのみしか振り返りをしておりませんが、各々たくさんの学びの種を収穫してくれている模様です!その種に上手に水をやってお日様を当てていけるよう生徒さんと共に時間を積み重ねていこうと思います。水曜~土曜の生徒さんとの振り返りも楽しみです。
そして自分の振り返りも必ず向き合わねば!

オマケ

1年を通して川越教室のピアノは殆ど蓋を閉じた状態でレッスンしております。
発表会前(ビフォー)になると期間限定で蓋が開きます。

発表会が終わる(アフター)と、いつも通り閉じます

新元号

新年度になりました!今週末は桜が満開でした。ちょうど今日から学校が始まった方、新生活を迎えた方を応援しているようなタイミングでした。

新元号「令和」が発表され1週間が経ちました。1週間前はPCで令和と入力しても変換されませんでしたが、この記事を書いている今はすんなりと変換されるんですね~、早い。

新元号を全く予想していなかったので、令和と聞いたときは何の違和感も無く、個人的には凛としたキリっとしつつ涼やかな感じを持ちました。生まれは昭和、青春時代が平成、人生中盤が令和、晩年はあるか?!3時代を楽しみたいと思います!

新元号と共にその意味について総理大臣が説明された言葉がいくつか印象に残りました。

”美しく心を寄せ合う中で文化が生まれ育つ”
”香り高き文化に四季折々の美しい自然”
”一人一人の日本人が明日への希望と共にそれぞれの花を大きく咲かせる”

言葉にすると、とても素敵だと思ったのと同時に果たして自分はこの言葉のような姿勢や行動を持てているのだろうか、という問いかけににもなりました。元号が変わらなくとも日頃の振る舞いや考え方にそのエッセンスは持ち合わせていたいものです。

話は変わりますが、かつて中世の西洋の大学において必修の7科目(文法、論理学、修辞学、幾何学、算術、天文学、音楽)の中に音楽も含まれていました。それぞれの科目を学ぶには当然目的があり、音楽においてはそのひとつの要素として「調和」を学ぶ目的がありました。

元号の由来についての話の中で、日本人らしくというニュアンスもありましたが、私は調和も日本人を表す特徴的な要素だと感じる時があります。

日本人は良くも悪くも?色んな文化を取り込んで今日まで来たのではないでしょうか。毎年、花見~夏祭り~ハロウィン~クリスマス~正月の季節行事が盛り上がると楽しい反面、その取り込み方の多様性(と言ってよいのか?)に、海外の方は不思議に思うんじゃないかと思います。

ピアノも元々は西洋の文化です。日本というアジアの国に来て、その土地なりに根差し、融合して新しい調和が生まれ新しい時代を築いてゆけたら素敵だなと自分の仕事に置き換えて考えました。

今は世界情勢や経済バランス、人種の垣根などが目まぐるしく変化していきます。新しい時代に、あらゆる面において新たな融合と素敵な調和が生まれ、そんな文化を持てる国や世界になると良いと思いました。そして、その調和とはどういう事なのかを日頃のレッスンで生徒さんと共に考え、伝えていきたいです。

日本らしい風景♬ なぐわし公園の桜🌸