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発表会を終えて

新緑の気持ち良い季節となりました。

2週間前のことになりますが1年に1度の学生を対象とした教室発表会が無事に終わりました!

今年はこじんまりと、年長~高校生までの13組が出演してくれました。
毎年、本番直前まで運営兼指導者サイドとしては不安材料を沢山抱えて当日望むのですが、今年は本当にみんなが頼もしく、大きな心配を抱えずに終演を迎える事が出来ました。

不安材料としては、会場の細々とした運営の不備が無いか、当日会場に生徒さんが忘れ物無く時間通りにたどり着けるか(意外と毎年ここがネックだったりする)、等ある中で一番は「生徒さんが無事に1人でステージを乗り切れるか」という点に尽きます。
自分も含め、プロのアスリートも同じだと思いますが、普段100%あるいはそれ以上の練習を重ねていても本番に緊張をすると実力が思うように発揮できない事が起こります。珍しい事ではありません。でも本番の緊張状態は、イメージトレーニングで備えられても当日のその場の状態はその瞬間になってみないと分からないのです。そこに加え準備不足(練習が間に合わない時)の状態で臨むと本番の崩れ方も大きく影響するのです。逆のミラクルが炸裂する時もままあります。なので、本番そのものが終わるまで気が抜けないのです。

しかし毎年そんな状態が当たり前な中、「ここまで準備したし、これで本番思うようにいかなくても大丈夫だろう」と思えたのはみんながちゃんと練習を計画的に積み重ねてくれたからかと思いました。

実は今年、「レッスン計画表」なるものを取り入れてみんなで準備していきました。

元々は、部活の両立で1曲を仕上げるのが難しくなってきた中学生に数名に取り入れていた方法です。
本番というゴールの期日を定めたら、そこから逆算してレッスン回数を割り出し、途中経過ごとにどこまでの成果を出す、というものを記入していくシートです。これをやると割と早い段階でペースの確認が出来るのです。普段のレッスンでは取り入れていませんがリミットが決まっているのに関しては非常に効果があったのかと思います。

発表会に参加した生徒さんと振り返りをした所、9割の生徒さんが納得した練習満足度満足度を報告してくれました。ほとんどの生徒さんが今回の発表会では自身のレベル以上の曲に取り組みましたが、全員の生徒さんが1人の力でステージを飾り、みんな本当に立派でした。

発表会後も良い影響は続いており、難しい曲に取り組んだからか、発表会前に取り組んでいた教本をスラスラ弾いております(^0^)以前はもっと分かるまで苦戦する部分もあったのですが。

選曲するポイントとして、生徒さんの好きな曲を設定しているのも本人のモチベーションを下げずに取り組めたのかなと思います。

そんな生徒さんの姿に励まされ元気をもらえた発表会でした。
さて、GW明けから新しいレッスンスケジュールがスタートしていきます。お休み中、色々整理して次年度に備えます。

 

【番外編】私のピアノ人生②ピアノ購入をめぐる母の想い

今日は春一番が吹いたとか✾
まちなかの梅の木が満開になっていたり、少しずつ春の息吹を感じるこの頃です。

さて、前回からお届けしている私のピアノ人生シリーズ。

今日はピアノ購入についてのお話をお届けします。ピアノ購入については教室の内外を問わず相談される事が多い案件のひとつです。以前、ブログにも記載した事がありますがピアノの購入については、環境や予算が大いに影響しますので他の習い事に比べてハードルが高くなっているひとつとも考えられます。私の子供時代と今のお子さんとでは社会の移り変わりも大きく変わっているので参考になるかは分かりませんが、あくまで自分のケースとして書きます。

私は、ほぼピアノを習うのと同時にアップライトピアノが家にある家庭でした。
ちなみに私の家は170強の住戸がある集合住宅、道路側から2番目の家です。鉄筋コンクリートで防音室の設置はしていない環境です。
その時点でおそらく今ではNGな状況でしょうが、当時のお稽古事といったらそろばん、スイミング、習字かピアノ、、、みたいな時代でした。そしてクラスの女子ならピアノを習っていない子は女子全体の1割程度くらいの(記憶の限り)、それほどに猫も杓子もピアノを習っている時代でした。なので割と、どこのご家庭にもピアノがあった時代でした。
また、幸いにも集合住宅でありながら私の家の四方のご家庭も吹奏楽部に所属しているお姉さんや、後に声楽で音大受験をされる年下の女の子、男の子3人のやんちゃ坊主を抱えるご家庭だったり、と絶賛子育て奮闘中のご家庭ばかりだったので、今ほど騒音?に対して厳しくない、大らかなご家庭ばかりの恵まれた環境におりました。私としては音だしは10時~19時の間に納めるようにしていました。そもそも、そんなに練習もしていなかったから聞こえる事も少なかったかもしれません(笑)

タイトルから若干、話が逸れてしまいました。
アップライトピアノが最初から家庭にあった訳ですが、当時はきっと電子ピアノの販売台数は今より圧倒的に少なく(当時はエレクトーンが同じ立ち位置だったか?)、バブルの時代も追い風となって楽器店もアップライトピアノばかりを販売していたと思います。でも当時でも価格は50万円台~200万台だったのではないでしょうか。ちなみに私に買い与えられたピアノは70万円台のピアノだったと後に聞きました。

今、大人になって考えれば自分の事とは言え、「凄く恵まれた環境じゃん!!お前はお嬢様か!」と突っ込みたくなります。が、当時私には権限も資産も主張も持ち合わせておりませんので、その点は私の意思でも判断でも行動でもなかった事をご容赦ください。

ちなみに我が家は父が有名どころでは無い出版社のサラリーマン、母は専業主婦というごくごく普通の家庭です。あと5才上に兄がいる4人家族です。ピアノを習い始めた頃、まだまだ父も管理職でも無く育ち盛りの兄と私を抱えた家庭で、70万もの代物を買おうとは今だったら考えられません、少なくとも私は。

ピアノを買おうと揺らぎのない判断を持っていたのは母でした。
私のピアノレッスンスタートに伴い、母はまず父に話しを持ちかけます。父は反対しました。
父→「子供の習い事で長く続くかもわからない事に70万もかけられない」
(私の心の声 うんうん、当然だね)

次に母は自分の実家の両親に相談を持ちかけようか考えましたが諸般の事情からこちらは交渉までには至りませんでした。

そして次にあたったのが私の祖父母、母にとっては義父母に相談しました。祖母は父と同じ理由で反対します。
母は諦めず、祖父に相談しました。

母→「せっかくお稽古事を習わせるんです。本物を使わせないと意味がありません。」
祖父→「あい分かった。いくら、いるんだ」

となったのでした。
当時の祖父は某観光地を走る登山電車の交通部門の役員で後に社長まで歴任する立場となる訳ですが、当時、覚悟も何もない私のお稽古ごとに無条件でピアノを買ってくれたのでした。私の生徒さんの何人かは知っていますが、その後に追加で購入した現在の教室にあるグランドピアノも祖父が買ってくれたものです。

母の想いとしては、本物を使わせる事で、習っていくうちに本人の自覚を覚悟が芽生えて、いつかピアノが私の人生にとって糧となり、自分自身を立ち行かせるものになってくれたらという淡い期待が込められていたそうです。そして、その考えに祖父も賛同してくれたようでした。

結果、今は母と祖父の想いが実を結んだ?形となりましたが、当の私自身はその想いに報いよう!というプレッシャーや強い覚悟をもって現在に至ったとは思っておりません。今でも不出来な、いちピアノ学習者な訳ですが・・・。

幸い、母も楽器を買ってもらったから!と私にそれを強いるようなことはしませんでした。
ピアノ購入にあたっての判断と行動を貫いた母は凄いなーと思います。

そんな母の想いを踏みにじって、購入して2年も経たずして私のピアノ噛みつき事件が起こります。
つづく。

私のピアノ人生①はじめたきっかけ

2月になりました。昨日は関東でも警報級の大雪との事で、予報通りまあまあの積雪。
レッスンは安全優先で朝の段階で休講判断にしました。

さて、今日は講師である私のピアノ歴の事について書こうと思います。タイトルにピアノ人生などど大それた標題に書きましたが、なんという事はない普通(?)の記事です。
ただ、今ピアノで悩んでいる方や始めようかなと思っている方の何かしらのヒントや気づきになってもらえれば、という想いで書きます。

本日は「はじまり編」です。

私がピアノを始めたのは4才年中の頃(生まれが遅いので)。当時、通っていた幼稚園に放課後になるとヤマハの音楽教室が開催されていました。マンション住まいの私の環境は、その当時同級生だけでも同じマンション内に10人はいて、きっと誰かのお母さんが「うちの子、今度ピアノ始めようと思うんだけどお宅のお子さんもどうかしら?」的な感じでピアノを習うきっかけが転がっていたのだと思います。バブル崩壊寸前のその時代、世の中の流れは庶民であっても一流で良い物を!みたいな風潮があったと思われるので、今では考えられないくらい猫も杓子も女の子ならみんなピアノを習っている、みたいな時代でした。

私は全く記憶にありませんが、そんなママ友のコミュニティから私の母親も声をかけられたのだろうか、ある日私に「ピアノ、やってみる?」と聞いて、「うん」と当時の私は即答したそうな。全然記憶にございません。はじめたきっかけも高校生になった時に「ねえ、なんで私にピアノ習わせたの?」と自分から聞いてこのいきさつを初めて知ったのでした。
ちなみに、私の母は、母の時代には珍しくピアノのお稽古を自身もやっていたとの事。けれど練習が嫌で途中で投げ出したという過去の持ち主。けれど何故だか自分の娘には習わせたのですね。習わせたいきっかけとしては「何か手に職を」や「母自身(父親も)音楽が好き」というのはあったと後に聞きました。

その時点で「何か手に職を」はかなり望み薄な賭けだとは思いますが、かくして私は同級生8人くらいと週1?くらいで放課後の幼稚園で開催されるヤマハ音楽教室の門を叩いたのでした。

しかし、そのスタイルのお稽古は1年くらいで幕を閉じます。何故なら、環境が楽しくなかったから。今でも鮮明に覚えていますが、当時レッスンで使っていた楽器は、生徒はみんな足踏みオルガンで先生のみがアップライトを使うという状況。今のお子さんはきっと足踏みオルガンを知らないのでは。
仕組みとしては楽器下部にあるペダルを踏むか膝のあたりにあるレバーを押さえていると空気の出入りによって音が鳴る仕組みのオルガンでした。なので、課題を弾く時に保護者は生徒の横にいて、そのペダルを弾く役割を担う訳ですがタイミングが悪いと音が鳴らない訳です。この歯がゆさったら!

当時、自宅にアップライトピアノがあった私は「なんでレッスンにきて、音の出ないオルガンなんか使わにゃならんのじゃ!」と甚だ疑問でした。そして、レッスンは集団で行っていたのでペースも足並みを揃えねばなりません。私は楽器に、母はレッスンのペース配分に違和感を感じたため、幼稚園を卒園する前に一緒に始めたお友達とは別々の道を選択するようになりました。

でも私自身は、レッスンについてのストレスはなく(覚えてないだけ)、お友達と放課後も違った環境で会える、という特別感はわくわくしたのを覚えています。

と、はじまりはこんな感じでした。
次回は、ちょっとスピンオフ、楽器購入をめぐっての母親のお話編をお届けします。

辰年レッスンスタート🐲

波乱の年明けとなりました2024年。
遅ればせながら本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

今年のレッスン始めは4日からでしたが、全ての曜日の生徒さんにお会い出来たのはやっと昨日の事。(祝日がお休みのため月曜の生徒さんは昨日から)
皆さんお元気そうで何よりでした(*^_^*)

長期休み明けのレッスンは、毎回なぜだかウキウキします。
お休みも良いのですが、皆さんと会ってお話するのが楽しいのかもしれません。生徒さんに限らず、街中を歩いていると色々な方とバッタリ遭遇してご挨拶するのも日常に戻った感じです。

3学期は、毎年春に開催される教室の発表会&昇級テストの準備で割と濃い期間になります。
大変な時期でもありますが生徒さんの成長を一番感じられる時期でもありますので、体調を崩さずに春まで通常運行していきたいです。

今年も生徒さんの心と知識が豊かになるようなレッスンを発信していきたいと思います🎹

祝🎉内定

お教室の営業も年内は残すところ2日となりました。
秋以降からインフルを含む流行性感冒の猛威の波は人生初のレベルでした。9月下旬から始まり、まさか年内最終週まで生徒さんの学級閉鎖のお知らせを聞くことになろうとは。皆様、引き続き大事に過ごされてください。

さて、そんな中、先月ホットで嬉しいニュースが。

保育士養成コースに在籍する2名の生徒さん
春からの就職の内定が決まりました!!

いぇ~い、おめでとう!!一人は県内の乳児院、一人は市内の幼稚園に決まりました。
2人は高校生の時から教室に通ってくれていました。最初は楽譜を読めない所から始まり、なかなかお尻に火がつかない部分もありましたが、専門学校・短大に進学するにつれ、授業のペースのハードさに多くの同級生達が落第していくなか、なんとか食らいついて頑張っていました。周りの環境も大いに影響しますね。いつしか、学校のピアノの授業内では「弾ける生徒」さんとして、担当の先生に認定してもらえる程になりました。本当に良く頑張った👏

4年制の学校と違い、あまりに過密な授業日程で就活はどうなっているのかと心配もありましたが2人とも自分の希望する職場に見事ゴールを決めました⚽
社会人になっても応援していますよ♪

教室の嬉しいニュースでした。

大人のピアノのはじめ時

10月になりました。猛暑からの突然の急降下で体感温度は冬かと思う10月のはじまり。
よくぞダウンせずに季節の変わり目に突入した、と自分を褒めたくなる位、今年の夏の暑さは異常でした😅今から来年が怖い~~💦でも、過ごしやすくなったのは有り難いです。

人生100年時代と叫ばれる昨今、コロナ禍以降我が教室でも年々大人の生徒さんの入会が増えるようになりました。実は内心、「何故、これまで存分に頑張ってこられた年代の方々なのに敢えて苦しい世界に飛び込むのかしらん・・・。」と。おいおい、教室主宰者がなんて事を言うんだ!と思いますが、事実、始めてみてそれを実感されている生徒さんもいらっしゃいます。「あの時の先生の言葉の意味が分かる気がします・・・・。」という生徒さんも。でも、皆様、熱心に通ってくださるのです。そして、大抵のみなさまが意欲的に次はこの曲をやってみたい、コンサートやYouTubeで素敵な曲を見つけてしまった、等聞かせてくださるのです。凄いな、何が皆さんをそうさせるのか、と思ったのでカウンセリングシートや皆様のご意見を伺ってみました。

大人の生徒さんがピアノを始めたきっかけランキング!👑
いってみよーーー!

1、楽器を弾いてみたかった!
入会された多くの皆さんが楽器を弾ける事に憧れをお持ちでした。確かに楽器を弾けるって魅力的ですよね。私もピアノ以外の楽器を使いこなせる人を見ると尊敬します。大人になって、限りある時間を意識するようになると「自分が思い残す事無く、やりたいことをやってみたい!」と皆さん口々にお話されました。

2、家にピアノがあったから!
昔、お子さんや親類の方々が使用されていた楽器が今では物置に・・・。というお話も良く聞きます。実際、今から同じ楽器を購入しようと思ったらエラク費用はかさむでしょう。せっかくなので活かしたい!という気持ちで始めてくださる方も。

3、健康維持・ボケ予防!
ピアノはめちゃめちゃ頭を使っていただきます(笑)楽譜を読み、音符の長さを数え、右手左手で異なる動きを要求し、暗記まで・・・。こんなに同時にいっぺんの事をやるのです。子供の時から始めてしまうと、そういうものかと案外出来てしまうのですが、生きる知恵がついている大人からしたら「そんなに1度に多くを求めるな!」と言われかねないほど同時に多くの情報を読んで、かつ処理していただく、と。レッスンでやんわりと大人の生徒さんをしごきながら、少しずつ出来るようになっていく様子を拝見すると間違いなく進化していると思うのであります。

その他、「演奏を聴いて、雷に打たれたような強い感動から自分も始めてみたくなった」「家族の影響」「仕事上・イベント上必要に迫られて」「大人になってからの再スタート」「ストリートピアノで何か1曲弾けるようになりたい」等の理由もありました。

ふむふむ、理由は色々あれど、子供の時と違って自発的な欲求や必要性を感じてくださっているから始めてくださるのかもしれませんね。
門戸を叩くまでが一番勇気のいる期間です。始めてみたら新しい広がりがあるかもしれません。

大人の方のレッスンでは生徒さんそれぞれの希望に合わせてレッスンをしています。楽譜が早く読めるようになりたい方、童謡を弾きたい方、クラシックを弾きたい方、コードを理解したい方、等の希望によってレッスン内容は様々。

興味がある方は是非、お問合せください。

ミュージションという物件

9月になりました。
台風の影響もあってか、グッと涼しくなったこの週末。猛暑日もあるものの秋は近づいていますね。

8月末に中国メディアから取材を受けました。(中国版NHKのような番組との事!)
内容は「生活だけでなく趣味や職場としても両立できる個性的な物件」の特集のようでした。
9月6日の朝に現地で放送されたようです。

その様子はこちらからご覧ください。
https://tv.cctv.com/2023/09/06/VIDEbygwEQXWORva8wuFIqAJ230906.shtml

取材を受け、今の場所で教室を構えた事を思い出しました。

今から13年前、諸般の事情で両親と住んでいた集合住宅からグランドピアノを出さなくてはならない事件が起こりました。
当時、既に桶川の幼稚園でピアノ講師として仕事もしていたし、経済的自立にはまだまだほど遠い収入だったので、なるべく実家に近くてピアノが置ける所を必死になって探しておりました。

楽器可能な物件というのは通常、音楽大学がある駅や沿線にはいくつかあるのです。13年前の当時、川越や川越近辺の東上線・西武線の沿線にはほとんどありませんでした。辛うじて、見つけたのが市内に2件(そのうちの1件がミュージションだった)、ふじみ野に1件でした。それぞれ見学に行った所、ピアノを置いても良いという条件は同じだったものの、搬入出来る楽器のサイズ、音出しの制限時間、教室利用の可・不可という点においてそれぞれの物件に差がありました。
その中で、全てのリクエストにOKを出してくれたのが現在教室があるミュージションのみだったのです。他の2件に関しては搬入出来る楽器のサイズがNG、教室利用するのがNGでした。
ただ!ミュージションも全てがクリアだった訳ではなく、実は私の所有していたピアノのサイズがエレベーターでは搬入出来ない、という事であわやこちらも入居を断念せざるを得ない懸念はあったのですが、その当時の営業の方が柔軟に対応してくださり、ピアノの搬入業者さんとシミュレーションをして「イケる!」という確証を持って、契約をしてくださいました。その時は、本当に困っていたのでミュージションの存在が大変ありがたかったです。また、ミュージションを運営するリブランマインドさんの柔軟な対応と楽器を演奏する立場の方を応援してくれる姿勢に本当に助けていただきました。

当初、ミュージション川越の中でも私が入居した頃は私のピアノ教室の他にボーカルスクールさんが2件位と、ギターやサックス等も習える音楽教室さんの4件程度しかありませんでした。でも今ではピアノ教室だけでも10件弱は開校されています。大げさですが、地域の音楽教育の裾野も広げている拠点になっているのではないでしょうか。

最初は東上線沿線にポツポツとしか建てられていなかったミュージションシリーズでも、今や都内進出もして4000人がウェイティングする人気物件に!待っている人の人数に対して物件が間に合ってないとの事です。日本ではどうしても楽器演奏をする人の場所が限られてしまいます。でも、これだけニーズがあるという事なのです。これからもっと音を気にしないで楽しめる環境が増える事を願っています。

夏の伴奏ラッシュ

残暑が厳しいこの頃🌞今週は少し雨も降って(集中豪雨ですが)、夜になると虫の声も聞こえるようになりました。秋は来るのだろう、か🍂

夏休みもそろそろ終わりに近づき来週にはもう2学期が始まります。
夏休み期間中、教室では今年4人の生徒さんが秋の音楽祭に向けてのクラス伴奏に挑戦すべく準備をすすめておりました。学校の伴奏はいつも夏休み直前に譜面を渡され、伴奏希望者がクラスで複数人いる場合は9月中旬から10月上旬にかけてオーディションを行うというスケジュールです。おおよそ、どこの学校も同じスケジュールです。

小3の生徒さんは今年、初挑戦!なんとその生徒さんから申し出があった時は正直驚きました。普段はおとなしめで淡々と練習をしてきれくれる女の子です。あまり積極的なイメージでは無かったのですが、「チャレンジしたい!」という前向きな気持ちで今年初めて挑戦してくれます。生徒さんからの自主的な取り組みは本当に嬉しく、とても応援しています。希望者が多く学校の先生も甲乙つけがたい曲なので結果を伴わせるのは難しいかな💦という印象はありますが、まずはチャレンジする事に大きな価値ありです。来年以降もチャレンジする時に、今年のチャレンジが有る無しで取り組み方のハードルに格段に差がつくからです。あと少し、頑張ろう。

中1の生徒さんからは2名が挑戦。この二人は小学校の時からオーディションにチャレンジしているのでしっかりと決められた期間で成果を出すように限られた時間内で頑張って取り組んでくれています。経験してくれているから、ペース配分や危機感を持って取り組んでくれるので流石という所です。ただ、中1というのは、環境が新しくなり、クラスの他の子のレベルも未知数(中学校は複数の小学校から生徒が集まるため)なので手探りな部分がある年回りです。中2以降になれば前年度と比較できるのですが、、、。とりあえず、頑張ろう。

中2の生徒さんは初めて挑戦。こちらの生徒さんは他にクラスの伴奏希望者がおらずオーディションはありません。昨年は合唱の歌パートだったようですが、今年は伴奏にチャレンジしてみようかなという事で中学生になって初めての取り組みにのぞみます。この生徒さんは小学生の妹さんがいて彼女も習ってくれているのですが、妹さんは昨年、小学校の卒業式の伴奏に挑戦していました。結果は惜敗でしたが一生懸命に取り組んでいた姿を間近に見ていた事で、もしかして影響があったのかなと思います。

伴奏は普段のピアノソロと違って、歌や他楽器と合わせるアンサンブルです。弾き方のアプローチが少し異なります。基本的にピアノの演奏スタイルはソロで単独プレーになりますが、アンサンブルは他と合わせる点が決定的に異なります。相手の音を聞いて、それに合わせる事は、自分の持ち場の責任を持ちつつ、相手の動きにも配慮をする必要があります。耳を鍛えたり、演奏しながら客観的に音楽を総括し、俯瞰するという能力が求められるので良い勉強になります。

経験がすべてスキルアップに繋がります。みんなを応援しつつ、あと少し頑張ろう~🎹

盛りだくさんな7月

8月になりました。
教室の扉を開け閉めする度に凄まじい熱気です🌞来年の夏、これまでのスタイルでレッスン出来るのか今から一抹の不安が。オンライン等と並行して検討していく必要がありそうです。

ここで7月の活動報告をば。

ひとつめ
『カワゴエドラムクラブ様の特別講座にて伴奏のお手伝いをさせてただきました!』

(ピアノ位置からのながめ)

めちゃくちゃ楽しかった!
何が楽しいって、大人数でアンサンブルをして一つの曲を作り上げる一体感。講師の島野先生の指導も大変分かりやすく、丁寧で優しく、とても勉強になりました。参加された皆さんも本当に楽しそうでした。私自身もレッスンの組み立て方や、ピアノとドラムの違いに気づかせていただき勉強になったのです。ピアノは{個人プレ-・1人でメロディも伴奏も担当}するのに対し、打楽器は{1種類でも複数種類でもプレーOK・メロディ担当がいない}という点です。つくづくピアノって自己完結型の個人競技だなと感じました。(連弾やビッグバンドのようにアンサンブルでの演奏形態もありますが。)

そして打楽器が楽しい!今回の講座は楽譜が無くてOK。それぞれの楽器が担当するシンプルなリズムパターンを覚えて奏でられたらメロディと合わせてその場で1曲演奏できてしまうお手軽さ(゚ロ゚)
そして普段は見たことも無い大小様々な太鼓やベルにシェイカーなど数々の楽器達。触るだけで楽しい、珍しい!これがすべて島野先生の持ち物なのもビックリ。今回は伴奏でのお手伝いだったけど、これは自分でも参加したい講座でした~。

ふたつめ
『蔵まちピアノの運営とダンスパフォーマンスでの生演奏参加♪』

昨年に続き、川越百万灯夏祭りの一番街で元気に弾けてきました(*^_^*)

蔵まちピアノは祭の日限定で路上にストリートピアノを設置するイベント。ですが、そのイベント中に一番街の店主によるダンスパフォーマンスもあるのです。その折りに私は演奏でお手伝いさせていただくのですがなんとなんと今年は、先ほどのカワゴエドラムクラブ様のご協力でピアノにドラム隊も参加!
一番街商店街の店舗の皆様もこの日のために1ヶ月前から自主練&団体練習を重ね、昨年よりレベルアップしたダンスパフォーマンスを「夏祭り」の楽曲にのせて披露!そして昨年、感染爆発により断念したその場のお客様を巻き込んで「風になりたい」の楽曲にのせてダンスパフォーマンスも炸裂!もう感無量だったのであります。メインはストリートピアノなんですが、主催の一番街商店街の皆様は「この場に来てくださる皆さんが楽しかったと思える場所にしたい」という思いから、自らもパフォーマンスを発信、その熱い気持ちが川越の観光地の顔を創っている所以なのだな~と実感しました。

風になりたいの歌詞の一節、
♪天国じゃなくても 楽園じゃなくても あなたにあえた幸せ 感じて風になりたい

まさにこれを噛みしめながら演奏してきました。

みんなで一つになれたイベントに関わらせていただき、充実した7月でした🌻

素晴らしい成長

7月になりました🌌
6月は私を含め、教室では体調不良者が続出💦どの週にも必ず欠席者がいる月でした。うちの教室はありがたい事に、ほとんどの生徒さんがほぼ皆勤賞になる位出席率が良いのですが、コロナでもインフルでも無い体調不良者が学年・学校関係なく流行したのは珍しいことでした。今月からは一巡したので完全復活の兆し、になると良いな!今度は陽気が暑くなるので、引き続き体調管理を大切に(私含め)

先日、レッスンにて生徒さんの成長を感じてじ~~~んとくる事がありました。

現在、教育職に就いているMさん。大学入学と共に教室に通いにきてくれ、現在は社会人2年目として奮闘中です。今は毎週のピアノレッスンのコースは卒業していますが、行事等で大役を任されるとピンチヒッター的に単発で本番前に集中してレッスンに通っています。

今回は終業式のピアノ伴奏を任されるそうで、課題を持ってきました。
曲はカテゴリーとしては童謡ですが、全体を通して躍動感のあるリズムが右手左手に複雑にかみ合っている構成です。使用音域もそれなりに広く、言ってしまうと作業量の多い1曲です。メリーさんの羊や蝶々とかのシンプルなコードで構成されている曲ではありません。

歌の伴奏のポイントは、「いかに歌が歌いやすく弾けるか」が重要です。
伴奏においては主旋律よりも、歌のフレーズが始まる直前やメロディが伸びている時の合いの手などが意外と重要。この地味ポイントをいかにキメられるかで歌いやすさが変わってきます。
レッスンで、「ここが決まると歌、入りやすくなるからなるべく外しちゃダメよ」とお伝えすると、「あ~~~、そうですよね💦ここ外すとみんなが止まっちゃう💦」という実感のこもったリアクションが返ってきました。この一見、なんてことのないリアクション・・・、

このリアクションが本当にリアルだった!学生の時から真面目に取り組んでくれていたMさんですが、社会人1年目を過ごし、色々な体験をした中で、自分の事だけでは無く 他人の事を考える余裕が育った からこそ出たリアクションでした。きっと1年の行事の中で、クラスで歌の取り組みをしながらしっくりこなかった事もあったのでしょう。お子さん達が分りやすくて、曲全体がかっこよく聞こえるにはどうすれば良いのか、をしっかり感じ取ってくれた反応でした。

小さいお子さんの成長は、新しく取り込んでくれる余白が多い分、分りやすくその機会も多いですが、Mさんの成長はピアノのテクニックだけでなく、人として大きな成長を感じさせてくれる1コマでした。嬉しいな♪本番が上手くいくように応援しています!