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楽器演奏に必要なスキル

年度末の先日、教室で初めてカウンセリングウィークを設定して実施しました。
どちらかというと保護者を対象にして、「うちの子の練習方法は大丈夫かな」「ちっとも練習しないけど、どうすればいいかな」「家に使われていないピアノがあるけど、どう使うor処分したらよいかな」等、レッスン時間のみでは足りないので改めて時間を設けてご相談を受けました。

上記に加え、日頃おとなの生徒さんからも寄せられるお悩みでダントツに多いのは自宅学習でのやり方についてです。回答は個別に異なりますが、総じて言えることはソルフェージュの重要性です。

ソルフェージュとは?

様々な説明がありますが、教室では「楽器を演奏する上で必要な総合的な音楽スキル」と表現します。
総合的な音楽スキルとは何か。平たく言うと以下の4つ。

①読む
②書く
③歌う
④弾く(吹く、叩く)←管楽器・打楽器の場合

全ての項目の前に(楽譜を)を入れると伝わりやすいかもです。例)楽譜を読む。

そんなのピアノ習っていれば当たり前じゃん、と思われる方もいらっしゃると思いますが、それぞれの項目を分けて特化して見てみると意外と出来ていない事も、ままあります。指導する私も、つい④の比重が多くなってしまうのですが、上記4つの項目のバランスが大事です。
自宅学習を効率的に迷わず取り組めるようになるにも必要な要素です。
ピアノのレッスンというと、ピアノだけ取り組んでいれば良いイメージになりがちですがそれだけだといつか苦しくなる時も。

それぞれの項目については、もっと掘り下げて説明します。そして各項目につき、どこまでを求めるのか、についても次回以降つづっていこうと思います。

ピアノの効用~シニア編~

12月に入りグッと冬らしい気温になりました。
ここ2~3年、シニア(60代以上)の入会者が増えています。こどもの時に少しかじった方もいれば、まるっきり初めての方もいらっしゃいます。習い始めるきっかけを伺うと、「定年になって時間ができた」「こどもが使っていたピアノを活かしたい」「残りの人生、自分の楽しみや憧れてた事をやり残さないため」等のお声を聞きます。

最近はストリートピアノの影響もあり、80を過ぎてからピアノを始めて1曲弾けるようになった方等の演奏からきっかけをもらう方もいるようです。

お教室で習ってくださるシニアからも「次は○○の曲が弾いてみたい」「コンサートに行く楽しみが増えた」「大変だけど頭の体操になる」などのお声をいただきポジティブな時間をお過ごしいただけて嬉しいです。
そんな中、思わぬ効用のお声をいただきました。

ひとつは、ペットボトルの蓋が開けられるようになった。とのお声です。
始められて1年のN様ですが小柄な方で、これまではペットボトルの蓋が堅くて便利グッズを使わないと蓋を開けられなかったそうです。しかし1年経ってなんと素手でも蓋が開けられるようになったとの事。ピアノは関係あるかな、と思いましたが他に考えられる理由が見つからないとの事。指先の強化になったようです。

ふたつめは、寝付きが良くなった。とのお声です。
この夏にピアノを始めてくださったT様。ピアノの練習はお夕飯を済ませ、お風呂に入り、就寝前の時間で取り組まれているとの事。練習しているうちに指先がホカホカして全身もなんとなく温かくなり、楽譜を読んでほどよく疲れてきた頃に眠くなるそうです。手は脳の出張所とも言われる程、医学的に密接に影響する器官同士のようですが、こんな効用があるとは。

意外な新しい発見の現場のお声でした。

伴奏法と指揮法と発声法②~最優秀指揮者賞~

日暮れが早くなりました。夕方来る生徒さんが「わ~、真っ暗。もう夜だよ!」と言って教室を出て行く季節になりました。

前回に続き、今回は校内音楽会の指揮法編です。

今回、指揮に挑戦した中学生のHさんが校内音楽会にて、
最優秀指揮者賞を受賞✨しました

中学生のHさん、いつもは伴奏でオーディションに臨みますが今年は小学校の時からのライバルが同じクラスにいたため「伴奏より指揮のが可能性ありそう」との事で最初から指揮にチャレンジしました。

小学生までは学校の先生が指揮を振られる事が多いように見受けますが、中学になると生徒が担当します。しかしながら小学校からの音楽の授業で指揮についての授業があるかというと、在籍する生徒さんの話を聞く限りどこのエリアでもあまり話されていないか、先生が軽く説明して終わりという所が多いようです。
9月に彼女が楽譜を持って来た時、譜面を見て「これ振り方分る?」と聞いた所、「全然分らない」との事。それもそのはず、持ってきた曲はよりにもよって途中で拍子の変わる曲でした。
よし!とばかり、ピアノのレッスンを指揮のレッスンに切り替えてみっちり1ヶ月半の特訓です。幸い、私が小中高と吹奏楽の経験があった事、自身の中学時代の音楽の先生に恵まれていた事、大学で1年間指揮法の授業を取っていたので、過去の知識と経験を総動員して指揮の指導にあたりました。

彼女の課題となった曲は最初4分の4拍子で始まり、途中8分の6拍子に切り替わる曲です。音楽を勉強している人は想像がつくかと思いますが4分の○○系の拍子は1拍を1振りで指揮をとりますが、8分の○○系は3拍をまとめて1振りで指揮します。(言葉ではイメージしづらいですね)
また、曲の途中で「間」も取らなくてはならないため、そういう箇所においては変則的に振り方を変えねばなりません。学校の授業では教えきれないだろうなあと思います。
Hさんは小柄な事もあるため、腕の位置、手の開き方、歌と伴奏のフレーズの始まりの前のブレスの合図等、細かな事まで色々お伝えしました。

ひとつ、大変だったのはクラスメイトに指揮の予備知識が全く無かった事。認識を共有していれば足並みを揃えられる事でも片方が全くの無だったため、その足並みを揃える事に苦労しました。指揮や歌で大事な事は、フレーズの始まりの直前のブレスです。指揮ではその合図をいかに上手に伝えられるかがポイントです。歌や伴奏と違って先回りをして合図を出す為、その点はピアノの演奏と違い彼女も苦労しました。しかし、持ち前のガッツのある生徒さんでしたのでしっかりと吸収して毎回前進してくれました。

その甲斐あって、結果はなんと最優秀指揮者賞を受賞。また、クラスの合唱も最優秀賞を取れたとのことでした。とても嬉しいニュースでした。祝杯と称して私も美味しい晩酌がいただけました。
中学生最後の年に良い思い出になったのではないでしょうか。

伴奏法と指揮法と発声法①~伴奏編~

11月になりました。2022年もあと2ヶ月。仕事もプライベートもやり残しが無いようTo doリストを作成しなくては。

先月末から公立の小中学校で音楽会が開催されています。
例年、うちの教室では音楽会で伴奏に挑戦したい生徒さんが校内のオーディションに向け夏休み、練習に励みます。今年も希望者がいました。

伴奏は普段のピアノレッスンで取り組む曲とはアプローチが異なり、大前提として歌(もしくは他楽器)とのアンサンブルとなります。普段、教室のレッスンで取り組む課題曲は平たく言えば個人プレーの取り組みです。学校の音楽会で伴奏する曲は、クラス全体で足並みを揃える曲です。仮に運動会の種目で例えるなら前者が徒競走で後者はムカデ競争なのです。ですから、周囲を見渡し、時には引いて時には陰ながらリード出来るようなテクニックが求められます。どこで仕掛けるかはコツがあるのです。

自分で言うのもなんですが伴奏は好きで得意でした。小中の校内伴奏は殆ど務めていたし、高校大学も声楽や管楽器の伴奏を常に受けていました。
お教室によっては学校の課題はレッスンでみない教室もあるようですが、うちはウェルカムですので生徒さんの挑戦が嬉しいです。

今年は小学5年生のIさんがチャレンジしてくれました。とても熱心に取り組んでくれましたが残念ながら今回は結果に繋がりませんでした。しかしクラスのお友達からは「伴奏した子の中でIちゃんのピアノが一番歌いやすかった。」「プロみたいに上手」という意見を数名からいただけたようです。学校にはその学校なりの判断基準があるため、教室の指導が必ず結果に繋げられるもので無いときもありますが、お友達からの言葉がIちゃんにとっても指導した私にとっても励みになりました。

チャレンジした事、またそれによって感じた全てのものが宝物なので別の機会に何かの糧になってくれる事を願います。

みんなの夏休み

8月も残すところ1週間となりました。桶川の生徒さんは今日から2学期が始まります。
教室の夏休みが明けてレッスン再開が始動した今週、小さな生徒さんに「夏休みは楽しく過ごせたかな?」と聞いてみました。今年はお出掛けされた方が多かったようです。

富士山の近くのお花畑でアイスクリームを食べたこと、1人で離れたおじいちゃんおばあちゃんの家に十日間滞在したこと、箱根のホテルでコース料理を食べたこと、ヌン活(アフタヌーンティー)したこと、北海道へお出かけしたこと、沖縄でシュノーケリングしたこと、埼玉県内のホテルに宿泊してプールを楽しんだこと、伊豆の奥へ行ったこと、自動車免許を取得したこと、バイト先のコンテスト出場に向けてトレーニングしていること、キャンプにいったこと、花火大会に行ったこと、部活の合宿に行ったこと、等々。

聞いているだけでも楽しかったですが、話してくれた生徒さん達の表情が溢れんばかりに楽しそうで、それが印象的でした。本当に楽しかったんだなぁと伝わり、と同時に多感な時期の色々な経験や思い出はかけがえの無いものであり色々な成長をもたらすものなんだなと強く感じました。楽しい経験や思い出はピアノの演奏表現にもめぐりめぐって繋がりますしね。人生経験値もあがるでしょう。
ここ数年の行動制限も、もちろん大きな意味を持っていたとは思いますがやっぱり動ける方が良いなと感じた次第です。

私の夏休みはと言うと、ほぼ一日家から出ず普段溜めがちな事務作業や教室&家の片付け、あとはもっぱら休息しておりました。それを話したら小2女子に笑われてしまいました。気づけば今年も8月が終わりますが、ずっと突っ走っていたなぁ・・・。
普段、あまりゆっくり休めないのでここぞとばかり活動停止しておりました。かえって調子が悪くなった気もしなくもありませんが(^0^)

さて気力体力のチャージもしたので、2学期も変わらずいきましょう。

 

保育士を目指される方へ

少し暑さの和らいだ一日となりました。
2022年の上半期も1ヶ月半が過ぎてしまいましたが、前半の怒濤のイベントが落ち着きようやく一息つけました。

さて、年明けに受験を控えている方はいよいよ本番に向けてお尻に火をつける時期ではないでしょうか。今日は、ピアノも付随する進路についてお話を。

題名にも記載しましたが保育士の事についてです。いきなりですが、

保育士になろうかな、と思った時点で即ピアノを習ってください
大学・専門学校入学と一緒に始めるのは時すでに遅しです
(※幼少時にすでに習ってきた方は例外の場合があります)

珍しく断言してしまいましたが、心の底よりそう思うからです。

現在、教室にも保育士を目指してピアノの勉強をしている学生がいます。その生徒さん達は割と早くにご自身の将来を決められていたので高校生よりピアノレッスンをスタートしました。幸い、進学した短大や専門学校ではなんとか学校の授業についていっているようですが他の学生さん達は必ずしもそうでない場合も多いようです。
短大・専門学校にも当然ピアノの授業はありますが個人個人をマンツーマンで見る時間・余裕・人手はどの学校もほぼ無いです。そのため殆どが自主学習な上に、尚且つかなりのスピードで課題を出題されます。なので、進学とともにピアノも初めて始められる生徒さんについてはかなり過酷な状況で、実際にピアノスキルが身につくかと言うとかなり厳しいものがあると思います。

3~5年前位の時期は現役の保育士さん・幼稚園教諭が教室に通われていましたが、現場に出ると季節の歌・生活の歌に毎月追われ、通われている皆さんは軒並み自転車操業のようなレッスンペースだった事を思い出します。当然、ピアノが苦手だから通われていた方が多く、仕事帰りに毎週お通いいただくのも中々大変だったと思います。

過去の生徒さんの様子、現在の学生さんの様子から、幼少期にピアノを習っていない方は大学・短大・専門学校の授業だけで現場対応が出来るピアノスキルが身につくかと言うと、先ほども申し上げたように残念ながらそれは難しく厳しいものだと感じざるを得ません。

そして各大学のシラバスを伺うと、現場対応に特化した授業を効率的に提供しているのかも疑問です。(保育の現場でバイエルが必要なのか、等)

ですので、まだ保育士になる進路が確定していなくても、選択する可能性が少しでもある以上、早めにピアノに慣れておかれる事をおすすめします。

また、保育士に求められるピアノスキルも通常のピアノレッスンとは違い、読譜、視唱コード理論伴奏付け弾き歌いなど異なります。

保育士を目指される方へ、現場に出る前に早めのご準備を心がけてください。

 

3年ぶりの発表会

新録の爽やかな季節になりました。
先月4月29日(祝・金)に3年ぶりとなる教室の発表会が無事に開催できました!!!
参加くださった生徒さん、本番まで応援してくださった保護者さま、感謝申し上げます。

開催後の報告となりましたが、とにかく開催出来るまでが本当に不安だったので記事に出来る事を心の底より安堵しております。

今回は、年長さんから中学3年生まで21組の生徒さんが出演してくれました。
昨年の実践から学生さんと大人の生徒さんはコンセプトを変えて別々に発表会や勉強会を開催した方が参加しやすいようですので、大人の生徒さんはまた改めて。

発表会後のレッスンは毎回、振り返りと新たな1年の目標設定をします。
発表会後の感想を聞くと、

*楽しかった
*ピアノが弾きやすかった
*大きいピアノ(グランドピアノ)を初めて見た、触った
*ドキドキした
*他のお友達の演奏がすごかった  などお声をいただきました。

また保護者様からも、
*開催してもらって良かった
*すごく良い体験の場になった
*感動した
*自分の子供だけじゃなく他のお子さんの頑張りも伝わって良かった

等の感想をいただきました。

生徒さんの感想のダントツ多かったのが「楽しかった」で、何が楽しかったのかを聞くと(たくさんの人が見ていてくれたから)(人前でピアノがちゃんと弾けたから)などでした。生徒さんの感想を聞きながら、なんてメンタルが強いんだろうと内心羨ましく感心した私でした。30年以上ピアノ弾いていますが、いつまでたっても人前で弾くのは緊張するし慣れないのに。素晴らしい。
今回、舞台を踏むにはまだ時期が早いかなという事で出演はしなかったけど会場で聴講に来てくれた生徒さん達も、ちゃんと感想や次の目標を見据える事が出来て勉強になったようです。

振り返りをすると、発表会前に取り組んでいた教本が「あれ、こんなに簡単だったかな?」と思えるほど、みんな成長をしてました。素晴らしい。

さあ、新しい1年時間割も新たに進んでいきたいと思います。

いや~、本当に無事に開催出来て良かったです!

オンラインレッスン

1月もあと3日です。
遅ればせながら今年もよろしくお願い致します。

さて、今週から感染拡大の影響を受け川越教室の生徒さんにはオンラインレッスンへの切り替えご協力をご案内しました。桶川教室は幼稚園の生徒さんが多いことと、お預かりや学童保育に通っている生徒さんが多くオンラインレッスンの切り替えは難しいため感染拡大状況が厳しい時は休講にさせていただいてます。

一昨年の第1回の緊急事態宣言発令時には、全体に普及していなかったオンラインレッスンも今回は9割の生徒さんが移行出来ました。素晴らしい。
オンラインレッスンにすると勝手が違うので生徒さんには以下をお願いしております。

①楽譜に小節番号をふる

対面のレッスンなら「はい、ここから弾いてね~」と指さして示せますがオンラインだとそうはいかない。小節とは、楽譜を線で区切られたマスの事で(説明あってるかしら)写真のように番号をふってもらうと便利なのです。吹奏楽や連弾等のアンサンブル練習で培った習慣が役立ってます。

②使用デバイスの位置
オンラインレッスンに慣れていない頃、一番苦労したのが画面の取り方。普段、我々は何気なく当たり前のように首をあらゆる角度に動かせるので「鍵盤」「譜面」「生徒さんの顔」を定点から切り替えて見ることが出来ましたが、スマホやパソコンはカメラ位置を手動で変えないと画面を切り替えられない!当たり前なんですが、いざやってみて苦労しました。機器とスペースが潤沢にあるレッスン室なら、あらゆる角度に機器を設置して同時に何画面も開いて出来るんでしょうが、私はそんなに使いこなせません。「鍵盤」「譜面」「生徒さんの顔」が1度に見られる位置を試行錯誤して、自分がピアノの正面に座った位置から右斜めもしくは左斜め後方に置くと3つの要素を入れる事ができました。こんな感じ。

生徒さんにも同じような画角を取れそうな時はお願いしています。大学生は学校でも慣れていたからか流石の使いこなし。中学生以上は1人でも上手に対応してくれています。小学生以下のお子さんは、お母様方のカメラワークやサポートをいただいてレッスンしている状況です。感謝です!

他にも細々した事はありますが、オンラインレッスンで共通してお願いしてる点はこちらになります。

この前は、生徒さんからの音声が届かず1人ピエロのような一方通行の会話でピンチ?!な状況になりましたが画面の向こうでは満面のリアクションでレスポンスしてくれたのでちゃんとレッスン出来ました!あれはウケたな~(^0^)。それとオンラインレッスンだと生徒さんの顔が全部見られることが嬉しい。歯が抜けたな~とか、大人っぽくなってきたな~とか、理解に苦しんでいそうだぞ、など表情から伝わるのが良く分ります。私もマスク外せて苦しくないし。

ひとまず今回は2月5日(土)までオンライン協力のご案内をしておりますが状況を見て延長を考えます。ではでは

夏から秋の出来事

日が落ちるのが早くなりました。10月でも30度を超える日もありましたが、いよいよ雨が降って涼しくなっていよいよ秋ですかね。

8月から久しぶりの投稿となりました。

8月は川越まちゼミの講座に参加しました。今回で7回目の参加となりますが初めてのコラボ講座でした。コラボさせていただいたお店はなんと靴屋さん!
今回の教室としても参加の目的は「イベント自粛によってお出かけの場が激減した皆さんに楽しいイベントを」という事でミニコンサートを企画しようと思いました。しかし教室のスペースは狭いのでこのご時世には会場として教室を使うイベントには不向きでした。会場を探そうとしていた矢先、靴屋のナチュリーラさんより「うちの場所使いませんか?」とありがたいお申し出を受け、かくして「足の健康チェックをしつつ、生演奏をBGM」にというコラボ講座が生れました。
開催日は8月中の2日間、各日2回の開催で4組10名の親子さんにご参加いただきました。
なんと、この時の講座はNHKさいたまさんの取材を受け、ラジオと毎日新聞に掲載されました。

9月は、前回の投稿にあげた学校の文化祭やオーディション参加組の本番月だったので最後の追い込み!今回は練習というより、本番の開催期日の変動や伝達に食い違いがあり、ペースをつかめずに本番にのぞんだ生徒さんと計画通り進められた生徒さんとに分かれてしまいました。ピアノの本番もアスリートと同じように本番に会わせてコンディションを整えていきます。長年やっていると本人でペース配分が出来ますが、今回チャレンジした生徒さんはまだまだ講師側が軌道にのせていく形です。2学期に入っても分散登校が続いたり、学校のスケジュールもかなり変則的になってはいましたが準備は余裕を持ってやるにこした事はありませんね。聞いていた話より本番が2週間も動いた生徒さん達もいましたが、それを差し引いても落ち着いて出来るように整えてあげるべきでした。やはり日頃が大事ですね。私も改めて身を引き締める勉強になりました。

そして10月。
今月は、9月に友人から依頼を受けて「残りの時間が短い母のために自宅でのミニコンサートを開催してほしい」と切実なお願いを受け、本来そういう事はやっていなかったので悩みましたが出来る範囲の中で準備をして、その方のご自宅にピアノ(電子キーボード)を持ち込み演奏してきました。
演奏後には「自宅介護になって、退院してから母の一番良い表情が見られて良かった」とコメントをいただき、お役に立てて良かったと思いました。音楽の力って凄いですね。

話は逸れますが、私の勉強やピアノ、お仕事をとても応援してくれていたのが祖父でした。祖父が生きている間に、ピアノの仕事を軌道にのせている所は伝えられなかったけど、今回の依頼を終えた時、お空のどこかから「いいぞぉーー!」と祖父が言ってくれたかな?と思い、自分自身もギフトをもらった感じになりました。

さて、今月も来月も頑張るべー。

熱い夏、再来

オリンピックがいよいよ幕を閉じようとしています。
開催や運営の云々については色々言いたいことはありますが、やっぱり選手が活躍している姿は素晴らしい!子供の時は自国の選手だけが成績を残せれば良いと思っていましたが、この年齢になって素晴らしいパフォーマンスをしている方、この世界の大舞台に参加出来るだけでも国を問わず全ての選手が尊敬に値します。その鍛え上げられた肉体、技術、人間性などなど見習わねば!と思う瞬間がたくさん散りばめられています。この大変な世の中で日本で競技に参加してくれた選手、運営に携わってくれた方々に感謝です!

さて、熱いシーズンは教室にも到来・・・。
実は例年、夏休みは年度の切り替わり時の次にめちゃんこ忙しいのを忘れておりました。
というのも思い返せば一年前、コロナ禍によって学生さんの夏休みは2週間に短縮、行事は無くなりスケジュールも通常シフトでした。
例年の夏休みはと言えば、塾やら部活やら実習による時間変更がありレッスンスケジュールが最高潮に変則な上、秋に控える音楽祭や文化祭の準備が重なり、オーディションに挑戦する生徒さん達には熱血指導月間だった訳です。

すっかり昨年のペースでゆるゆるしておりましたが(講師がね)、7月末に3名の生徒からオーディション挑戦やら文化祭での演奏会エントリーのお知らせが!!

ぶおおおお、まずい、まず過ぎる、十万石まんじゅう。
という冗談はさておき、すっかり気の抜けていた私のお尻に火がつきましたよ🔥

レッスン回数は正味4回。
この限られた期間内に必ず成果に繋げねばなりません!
レッスン計画表と生徒さんに念を押して、濃密なレッスン月間がスタートする事となりました。
挑戦する生徒さんが凄いですね。

明日から教室は夏休みとなりますが、気を抜かずに後半も頑張ります。
皆さん、気持ちはホットに、身体はクールにご自愛しながらこの夏をお過ごしください。