教室ブログBLOG

私のピアノ人生①はじめたきっかけ

2月になりました。昨日は関東でも警報級の大雪との事で、予報通りまあまあの積雪。
レッスンは安全優先で朝の段階で休講判断にしました。

さて、今日は講師である私のピアノ歴の事について書こうと思います。タイトルにピアノ人生などど大それた標題に書きましたが、なんという事はない普通(?)の記事です。
ただ、今ピアノで悩んでいる方や始めようかなと思っている方の何かしらのヒントや気づきになってもらえれば、という想いで書きます。

本日は「はじまり編」です。

私がピアノを始めたのは4才年中の頃(生まれが遅いので)。当時、通っていた幼稚園に放課後になるとヤマハの音楽教室が開催されていました。マンション住まいの私の環境は、その当時同級生だけでも同じマンション内に10人はいて、きっと誰かのお母さんが「うちの子、今度ピアノ始めようと思うんだけどお宅のお子さんもどうかしら?」的な感じでピアノを習うきっかけが転がっていたのだと思います。バブル崩壊寸前のその時代、世の中の流れは庶民であっても一流で良い物を!みたいな風潮があったと思われるので、今では考えられないくらい猫も杓子も女の子ならみんなピアノを習っている、みたいな時代でした。

私は全く記憶にありませんが、そんなママ友のコミュニティから私の母親も声をかけられたのだろうか、ある日私に「ピアノ、やってみる?」と聞いて、「うん」と当時の私は即答したそうな。全然記憶にございません。はじめたきっかけも高校生になった時に「ねえ、なんで私にピアノ習わせたの?」と自分から聞いてこのいきさつを初めて知ったのでした。
ちなみに、私の母は、母の時代には珍しくピアノのお稽古を自身もやっていたとの事。けれど練習が嫌で途中で投げ出したという過去の持ち主。けれど何故だか自分の娘には習わせたのですね。習わせたいきっかけとしては「何か手に職を」や「母自身(父親も)音楽が好き」というのはあったと後に聞きました。

その時点で「何か手に職を」はかなり望み薄な賭けだとは思いますが、かくして私は同級生8人くらいと週1?くらいで放課後の幼稚園で開催されるヤマハ音楽教室の門を叩いたのでした。

しかし、そのスタイルのお稽古は1年くらいで幕を閉じます。何故なら、環境が楽しくなかったから。今でも鮮明に覚えていますが、当時レッスンで使っていた楽器は、生徒はみんな足踏みオルガンで先生のみがアップライトを使うという状況。今のお子さんはきっと足踏みオルガンを知らないのでは。
仕組みとしては楽器下部にあるペダルを踏むか膝のあたりにあるレバーを押さえていると空気の出入りによって音が鳴る仕組みのオルガンでした。なので、課題を弾く時に保護者は生徒の横にいて、そのペダルを弾く役割を担う訳ですがタイミングが悪いと音が鳴らない訳です。この歯がゆさったら!

当時、自宅にアップライトピアノがあった私は「なんでレッスンにきて、音の出ないオルガンなんか使わにゃならんのじゃ!」と甚だ疑問でした。そして、レッスンは集団で行っていたのでペースも足並みを揃えねばなりません。私は楽器に、母はレッスンのペース配分に違和感を感じたため、幼稚園を卒園する前に一緒に始めたお友達とは別々の道を選択するようになりました。

でも私自身は、レッスンについてのストレスはなく(覚えてないだけ)、お友達と放課後も違った環境で会える、という特別感はわくわくしたのを覚えています。

と、はじまりはこんな感じでした。
次回は、ちょっとスピンオフ、楽器購入をめぐっての母親のお話編をお届けします。

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