教室ブログBLOG

レッスンよもやま

判断力

温かくなったり寒さが戻ったり、春に向けて三寒四温を感じる季節となりました。
昨日のレッスンで生徒さんに「今は冬かな~、春かな~、どっちだと思う?」と聞くと「春!」と返事が返ってきました。

先日、とある生徒さん達とのやり取りの中で感心する事がありました。

1人目は幼稚園の男の子です。
発表会で弾く曲を決めようといくつかの候補を挙げると、すぐに「これがいい」と決まりました。3曲ほど挙げた候補曲は彼の知ってる曲もあれば知らない曲もありました。彼はその中で知らない曲を選びました。「どうしてこれを選んだのかな?」と聞くと、「この曲だったら僕でも右手の音が分かるし、長くないから弾けそうだと思った。」とのお返事が。ほほう。

2人目は小学生の女の子です。
彼女は同じ時期に学校の伴奏にもチャレンジしようとしていました。良く取り組んでいた矢先、彼女から言いづらそうに「…、先生にお話したい事があるんです。」と切り出し、伴奏のチャレンジは今回は辞めようと思います。との事。続けて「伴奏も発表会も一緒にやるとちゃんと取り組めるか不安です。自分の練習の事も考えて今回は発表会の曲に専念したいです。」と話してくれました。

2人に共通しているのは、

・自分のキャパシティを自覚している
・それを他人に自分の口でアウトプット出来る

と言う事です。
これは自分自身にも生徒さんにも(年齢に関係なく)多く経験のある事ですが、自分の能力と相談せずに高望みをして結果、中々成果を思うように出すことが出来なかったという事はレッスンでも起こる事があります。それについては毎回悩むところではありますが、「弾ける曲」と「弾きたい曲」がレベル的に合致していれば問題なく取り組めますが、毎回必ずしも両者が合致しているとは限りません。
もちろん、実力より背伸びをした曲に取り組むことによって大きな成長を得られる事も大切です。
ここでお伝えしたいのは、バランスよく見極めをする事が大切という事です。
弾きたい曲に取組む際のメリットはモチベーションが高いことです。しかしあまり目に見えた手ごたえを感じられないとそのモチベーションも下がって、曲の完成を見ないまま飽きてしまうという事も多々あります。

今回の2人の例はその点において、生徒さん自身の持つ判断力を見せていただけた事例でした。
この判断力がレッスン室の外に出たあらゆるシチュエーションにも是非活かされると良いなと、嬉しく思った出来事でした。

余談ですが、2人目の女の子とのやり取りには続きがあって「せっかく途中まで教えてもらったのに、辞めるって言って申し訳なくて…、ごめんなさい。」と。
そんなこと気にしてたなんて!きっと彼女はとても言い出しづらかったと思います。でも保護者からでもなく、ちゃんと自分の口で伝えてくれてとても勇気ある行動でした。「やりたい気持ちが強ければ、応援したくなるからそんな事は気にしなくて良いんだよ!」とお話しました。
私も子供の頃、学校の伴奏にチャレンジしていた事を思い出し、1度辞めたピアノのレッスンも伴奏によって再開できた経緯があるので、なんとな~く昔の自分を思い出して力が入っちゃうのでした。まだ来年もあるからチャンスを伺ってまたトライしてくれたら嬉しいです。

 

レッスンよもやま~学校伴奏~

すっかり秋めいてきました。9月下旬から毎週続いていた運動会も今週でひと段落しそうです。

この時期、6月の発表会が終わり少しゆっくりペースになる時期でしたが実は数名の生徒さんが息つく間もなく次の新たな大きな課題に向け準備を進めておりました。

「校内伴奏」です。

毎年、10月の末から11月の頭にかけて芸術の秋にちなみ、どこの市区町村の小学校・中学校も校内音楽会を開催します。そして校内で最優秀の成績をおさめると市内音楽祭への参加権を獲得します。この音楽祭を迎えるにあたり、各クラス合唱(小学は合奏も)のピアノ伴奏を1人選出する訳です。
今年、お教室からは学校・学年の違う生徒さん4校5人の生徒さんが挑戦し、見事全員その座に就く事が出来ました。
競争率は地域差がありますが、伴奏をやりたい子がクラス内に複数名いると当然ながらオーディションになります。日頃、お教室では講師の指導はあっても他人と比較してジャッジする機会は殆どありませんので初めて経験する子は大抵苦戦を強いられます。

日頃レッスンで取り組む内容は主に演奏者が単独である事。対して伴奏は歌と共に演奏するスタイルである事。言葉にしてしまえば当たり前の事ですが、演奏をする目的と何処を押さえるべきか、アプローチが異なります。レッスンではそこをお伝えしていく訳ですが、中には普段やっている事と違う事もあり、初めて取り組む生徒さんにおいては戸惑う時もあります。指導側としてお伝えするポイントはいくつかありますが、生徒さん側として1番必要な要素は、

「なにがなんでも絶対自分が掴み取る!!」

という強く固い意志です。これが弱いとやはり本番で結果に繋げにくい事も過去に見てきました。日頃、仲の良いクラスメイトでもオーディションとなればライバルになるのです。競争をしたり、比較される機会が我々の子供時代より圧倒的に少なくなった昨今ではピンとこない生徒さんもおられますが、私はそれを経験し乗り越える力を自分自身で養う良い機会と思っております。

今年はたまたま、全員がその座を掴み取れましたが結果が出なくとも収穫は沢山あります。そして、競い合った見えない生徒さんにも感謝したいです。チャレンジする互いの生徒さんに原動力や推進力という実りをもたらしてくれました。

オーディションでピークを迎えた子、本番に向けてまだまだ調整中の子とそれぞれおりますが、本番では縁の下の力持ちとなるべく緩めずに、でも楽しく準備を続けていこうと思います。

はじめての楽譜?!

台風に続き秋雨前線の影響でグッと涼しくなった9月の2週目です。

発表会も終わり、夏休みを経て次の発表会まで落ち着いているこの時期、生徒さんの弾いてみたい曲にチャレンジします。普段のレッスンの教本とは違って、TVや映画の曲、あるいはJ-popなどが多いです。
大人の生徒さんは趣味で習われている方が多いため、日頃からご自身の弾きたい曲に取り組んでいただく方が殆どです。
それに対し中学生以下の生徒さんは、どちらかというと「お稽古」というニュアンスが強い為、日頃は基礎的なスキルを積み重ねて勉強していく事がメインです。

でもたまにはお楽しみで、弾きたい曲をレパートリーにすることもとても大切。なにより取組の皆さんのモチベーションが変わります。普段より背伸びしている曲でも「弾いてみたい!」という強い気持ちがいつも以上の力を発揮し、弾けるようになるから教えるこちらも驚き&楽しい。

今回もそんな感じで、数名の生徒さんにリクエストを聞くと出てきた、出てきた。
某携帯会社のCMソング「海の声」、今夏のヒット映画「コードブルー」、定番の人気曲「千本桜」などのボカロ曲、中にはユーチューブの人気曲や猫ふんじゃった(え、それ??)などいっぱい希望を聞かせてくれました。

楽譜を用意しようと
「来週には用意するから待っててね~。」と私が言うと、

生徒さん「もう持ってる。」との答え。

「あら、買ってもらったの?良かったねー。」と話すと、

「自分で買った。」「お小遣いで買った」と答えてくれた生徒さん達。3人も!

この3人は学校も学年も全て違う生徒さんでしたが、3人とも日頃からお小遣いはもらっていないそう。どうやって買ったのかを聞くとお年玉やたまにもらうお小遣いを取っておいて、そこから捻出したとの事。な、なんと(泣)

他にも欲しいものがあっただろうに貴重なお小遣いを楽譜に充ててくれた事に感激せずにはいられない私でした。

せっかく買ってくれた楽譜、存分に活かしきってレパートリーに取り込むお手伝いをさせてください!
頑張っていこうねーーー!

緊張の解消法?

梅雨の最中、暑かったり涼しかったりの日々です。
いよいよお教室の発表会まであと2週間に迫りました。最近のレッスンでは暗譜の出来ている生徒さんから本番を想定してお辞儀をする所から演奏させています。

先日、小5のとある生徒さん。
「私、誰かに見られてると変な汗出て来てドキドキしちゃうんですよね。」
と。

「ほうほう、それは緊張ってやつだね。ドキドキが解消されるかわからないけど、人という字を掌に3回書いて飲み込むか、お客さんをカボチャかジャガイモと思ってれば?」
と私がベタベタな方法を伝えると彼女は言いました。

「じゃあ、お客さんをマグロと思う。マグロは好きな食べ物だから。好きなものに演奏を聴かせると思えばドキドキしない」と。

おおお、なるほど!進化バージョンを編み出してくれました。これが意外と効果あり(笑)
翌日以降、別の生徒さんにお話しすると、

「私はジンベイさん(ぬいぐるみかな)」
「私はすみっこぐらし!」

など独自のアイデアが沢山生まれました。
この方法が実際、功を奏すことを願ってますよ!

ちなみに私は深呼吸をして丹田(おへそとお股の真ん中あたり)に呼吸を落とし、重心を下げる事を意識してます。

今時の卒業ソング

2月です⛄
今日も雪の予報が出ています。早く春が来てほしいと思う今日この頃。

さて、このシーズンになると学生の皆さんは卒業式や最上級生を送るイベントの準備を始めます。ピアノを習っている生徒さんは秋の音楽祭の他に、この時期も活躍のシーズンです。お教室の5〜6年生や中学生の何人かは伴奏の楽譜を持ってきました。

当たり前なのですが私の学生の時と違って卒業ソングも時代と共に移り変わっております(+_+)我々の頃は「仰げば尊し」「巣立ちの歌」「大地讃頌」あたりが相場でしたね~。

近頃は仰げば尊しの出番はグッと減り年々知らない曲ばかりになっていくのですが、どの曲も思い出や新たな旅立ちをテーマにした歌であることは変わらないですね。記憶にとどめつつ、最近の卒業ソングをリストアップします。

一番出番の多いのは、

「旅立ちの歌」

他、

「花かげ」
(こちらは適当な音源が見つかりませんでした💦)

「unlimited アンリミテッド」

「道」

「最後のチャイム」

卒業というひとつの節目に音楽によって演出出来る事は素敵な事です。本番に臨まれる皆さん、健闘を祈っております☆彡