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久しぶりの教室レッスン

始まりました、始まりました6月です。
久しぶりの教室レッスンが今週からスタートしました。
緊急事態宣言が解除されたからと言ってコロナウイルスがいなくなった訳ではありませんが、対策をして対面レッスンのご案内をした所ほぼ全員の生徒さんが教室に来てくださいました。また川田谷教室では体験レッスン&新規入会の生徒さんのレッスンも行う事が出来ました。感謝!

久しぶりのレッスン、皆さんの元気な様子が伺えてまずは安心。そして、とても嬉しかったです。
なんでしょう、離れてみて分かったのですがレッスンってピアノの事を教えているだけじゃないんだな、と。直接会ってお話をすることが、こんなにも気持ちの交流があったものだったとは。そういう意味では気づきをくれた自粛期間中は無駄では無かった、むしろ今まで見えていなかったものを感じるきっかけをくれた事に感謝です。

いやはや、とにかく皆さんお元気で。まだ全員に会えていないのですが、毎回小さな驚きがあるレッスンばかりでした。

「レッスンなくても毎日弾いたよ」
「あのねー、ちょっとねー、ピアノ忘れちゃった」
「もちろんこれまでやった事は覚えてますとも!」

など、それぞれのコメントがありました。言葉通りの人もいれば、言葉とちぐはぐな人もいて面白かったです。なにより、実は私がドキドキしていて、「今週はリハビリですな」と前置きしながら始めさせてもらっています。だから今週は様子見。

しかし総じて言えるのは、想定よりも皆さんのモチベーションが下がっていない事にビックリ!
本来ならば4月に年に1回の発表会を開催する期間で、参加される方は大体4か月位練習してもらっていました。発表会に参加しない人も課題を出していてキリよく区切りになっている人は誰もいませんでした。ところが思わぬ休止を挟み、仕上がりも準備期間も宙ぶらりんに。決められていたゴール期間が見えなくなってしまい、指導側としては「こりゃ、飽きる場合もあるだろうが止むを得ん」なんて算段していました。が、いざレッスンを始めて「もう忘れちゃったかな?」「飽きちゃったかな?」と聞いても「ううん!全然」という答えばかり。むしろ、教えてあげる事が出来なかった部分も自分で最後まで取り組んでくれたり、出していない課題の所もチャレンジしてくれる子も多くいました。
こちらの想定に反しモチベーションが維持、もしくは上がっている生徒が多かったので何故だろうと考えてみたところ。

・・・!そうだ、みんなの好きな曲に取り組んでもらってる。

という事に気づきました。発表会を挟んだこの時期は特に参加不参加に関係なく1年のまとめとして本人の成長に繋がる曲、加えて本人が好きな曲を軸に選曲していました。それがこんな功を奏すなんて。やはり「好き」という前向きな気持ちは障害や不利をはね飛ばすエネルギーがあるのかなと思った出来事でした。

世間のざわつきと反対に、いつもと変わらないorより元気になった生徒さんと会えて素晴らしい再開を迎えられている今週となりました。

以前と違って、入替にわちゃわちゃ時間を取ってしまっていますが(ソーシャルディスタンスや手洗い、消毒など)徐々に慣れていけるといいなと思います。

今後とも益々よろしくお願い致します。

今日の1曲③ 「星条旗よ永遠なれ」

今日の1曲シリーズを始めて3回目。
ブログを読み返してみるとピアノ教室なのにピアノの曲を紹介していない事に気づきました…。

今日、紹介する曲も元ネタはピアノのためのオリジナル曲ではありませんが、ブラスバンド用の楽曲を超絶技巧を駆使してピアノ用にアレンジされた曲です。

その曲の名は、「星条旗よ永遠なれ」です。
アレンジをしたのはホロヴィッツ。有名なピアニストです。
数いるピアノニストもそれぞれ個性がある訳ですが、ホロヴィッツに関して個人的な感想を述べるとアクロバティックなピアニストと言った所でしょうか。もちろん持ち味はそれだけではありませんが、彼の演奏を聴くと宙返りや大車輪など体操のアクロバティックな映像が脳裏によぎるようなパワフルでダイナミックであっちこっち躍動するような印象が強く残ります。
初めてCDを聴いたとき、楽譜を見てなかったからこそ「何をどうしたらこんな風に弾けるのだ?!」と衝撃でした。

まずは楽譜なしでお楽しみください。

探したら楽譜映像つきのものが。

ぎゃーーーーす。弾けない!!途中から楽譜が3段になってる…。これはホロヴィッツしか弾けないだろ、と思ってしまいます。
(ドビュッシーやリストも3段譜はあるけど、どうにか練習すれば弾けるのに)
でも、聴くのは好きです。理由なしに元気になれるので♪そしてこの人間離れした技にも「すごーーーい」としか言えなくなります(^^)

自粛疲れが吹き飛びますように。

今日の1曲② ~コロナ自粛期間につき~

久しぶりに外出しました。
人間が家で引きこもっている間に自然はちゃんと時間を進めていて、桜の花が散ったと思ったらツツジかなさつきかな、それにハナミズキも見られるようになりました。

ちょうどこのシーズン、NHKの朝の連続ドラマ「エール」が音楽家のお話なので久しぶりに見ています。今回は作曲家の古関裕而さんを題材にしたお話です。恥ずかしながらドラマを見るまで国民的作曲家、古関裕而さんの事を知りませんでした。しかし先日の番組で古関さんの事を取り上げた番組を見ると、「あ、この曲知ってる!あ、これも聴いたことがある!」と続々と知っている曲が登場するではありませんか。どの曲も、名前も気にしないくらい、あまりに生活に溶け込んでいる曲ばかりでした。
古関さんが取り上げられたのは言わずもがな、オリンピックに関係しているお人だったからですね。前回行われた東京オリンピックでのテーマ曲を作曲したのが古関さんだとかなんとか…。
オンタイムでその頃を知らないので私はピンときませんでしたが、別の曲で私にとって思い出深い曲はあります。

「栄冠は君に輝く」

そうです、高校野球の入場のテーマ曲です。私は甲子園の曲と覚えていました。
何故この曲が思い出の曲かというと、遡れば小学生の時。私の通う学校には5、6年生で編成された金管バンドというクラブとはまた違った希望者かつ選抜されたメンバーで構成されるバンドがありました。卒業式や運動会、入学式もあったかな、というような学校行事のイベントの時にBGMを演奏したりしていました。
低学年の自分は行事の時にみんなとは違う位置にいて楽器を演奏する先輩を見ては「かっこいい~」と思ったものです。晴れて5年生になった時に部員に滑り込めた自分でしたが、運動会の時になると全校生徒が入場をする時に「栄冠は君に輝く」を習わしで演奏しました。演奏をして一人誇らしく思ったものでした。このシチュエーションにもぴったりだし、演奏していてもリズミカルで気持ちを高ぶらせてくれる爽やかな曲はとても清々しい気持ちになれたものでした。
まさかその曲が古関さんの作品だったとは(^^)数日前まで知りませんでした。自分にとっては一番思い出のある1曲です。

きっとこの曲は私と同じく「甲子園の曲」と覚えている方も多いのではないでしょうか。
今年の高校球児も悔しい思いを強いられたと思いますが来年はこの曲と共に清々しい大会の開催が行える事を願って。

今日の1曲①~コロナ自粛期間につき~

自粛期間に入り家にいる事が多くなりました。
時間が出来たと思い、普段できなかった書類の整理やら仕事道具の整理整頓、古い備品の買い替え、プライベートでの部屋の片づけなどやるべき事はあるはずなのにヤル気が起きない自粛期間。本を読むも集中出来ず、忙しい中に合間を見つけてやっていた方が効率的だったと思うのは私だけなんでしょうか。

とうとう発表会会場として使用予定だったウェスタ川越まで5月6日まで、すべてのホールや活動室までもが利用禁止となりました。中止の決断をしなくても結果としては中止になってしまうのだったんですね。

こんな状況下においても友人のお花屋さんは手先の器用さを活かし手作りマスク販売を始め、市内の飲食店では急遽テイクアウトにシフトしたお店も多数知りました。すごいなぁ。
そんな方々を見て、私も何か出来ないかなと思いつつも元々新しいものを取り入れて使いこなすのが苦手な性分。

そんな何かしようにも出来なくてもどかしさを感じた気持ちを表した曲だったり、これまで生きてきた中で自分が影響を受けた曲たちをこの機会に紹介していこうと思います。出来る範囲で。

本日はこちら。気合をいれようにもなんか抜けてしまう曲。今の私みたいです。
良ければお聴きください。


 

コロナウイルス流行につき

コロナウイルスの感染拡大の可能性は、もはやどこからでも接触できてしまう状況になってしまいました。
各地ではコンサートやフェスティバル等のジャンルに問わないイベントの中止お知らせが続々目についております。
店舗さんや教育機関によっては営業・学習時間の短縮やお休みを実施している所も出てきました。

当教室では現在の所、通常のレッスン業務および4月に開催される発表会の中止は考えておりません。

ただ、以下の項目につきましてはご協力いただきたく存じます。
〇手洗い・うがいの励行
〇ハンカチの携帯
〇発熱が確認されている際の自主欠席
〇咳の症状が認められたらマスク着用

教室は区切られた空間にてマンツーマンレッスンのスタイルです。
それぞれが心地よく過ごせるよう、エチケットとマナーをお願い致します。

レッスン以外のお仕事

2月も下旬になりました。今年は思いもよらないコロナウィルスの出現によって連日、世界が脅威に晒されています。そのせいか例年に比べると教室においてもインフルエンザに罹患した人が少ないように思います。手洗いうがいを徹底して、この難局を乗り越えられますように。

さて、今日はピアノの先生のお仕事についてチラっとお話しようと思います。
皆さんがご存知のように、ピアノの先生のお仕事はピアノを教えること、つまりレッスンです。それが1対個人なのか、1対複数名なのかの違いはありますけれども。ちなみに我が教室では前者のスタイルです。後者はヤマハさんとか山野さんとかでグループレッスンという呼び名で提供されています。
これが主な仕事なんですけれど、実は他にも色々あるんです。
うちに通ってくださっている生徒さんも、私の仕事はレッスンだけだと思われている方も多いようで、レッスンスケジュールなどを配布すると空き時間は全部空いてると思われてしまう事も。んな事無いのよ。

レッスン以外の仕事を挙げると、
・教室の清掃およびメンテナンス(調律などもここに含まれる、エアコンとかも)
・HPの更新やチラシなどの作成、ポスティングなどの宣伝活動
・発表会会場の申込、打合せ
・コンサート・勉強会などの企画および準備
・配布物やおたより作成などの教室運営に関わる事
・保護者さまとの連絡・相談対応
・他教室の先生方との勉強会
・地域の他業種の方との会議・交流会
・教材研究(生徒さんに適した教材などリサーチ。楽器の製品情報の仕入れ。および自分の勉強)
・楽譜の買出し

と、こんな感じです。
中でも意外と時間を取られるのが楽譜の買出しです。うちの教室は個人個人で皆さん異なる教材を使用しているので、1つの教材が終わるタイミングも新しく切り替わるタイミングも様々。
なので場合によって3日連続で買出しに出かけるなんて事もままあります。職場の近くに運よく楽譜を販売している店舗さんがあるからそれでもマシですが、都内でも楽譜を売っている所は意外と少ないんです💦
私も川越で適した教材が見つからない場合は池袋や銀座まで買出しに出ます。
ネット販売が主流になっていますが、楽譜の買出しに関してピアノの先生の多くは楽譜の実物をみて中身を確認して購入する人がほとんどではないかと。何故なら、せっかく買う教材が生徒さんにとって適しているかを見極める必要があるからです。だから店舗に行って直接手に取って買いたいのです。
ネット販売では、サンプル画面はあってもそれだけでは十分な判断材料にはなりません。
(;´д`)トホホ…。

地味~な作業なんですが、意外と時間も労力も取られるんです。
お教室によっては生徒さんに購入をお任せする所もありますが(ちなみに私のこども時代はそうだった)、先生からの見極めもあると無駄が少なくなりますよね。

アナログかもしれませんが楽譜の購入窓口の間口はもっと広げて欲しいな~と言うのが希望です。
私も自分でお店に行って色々な楽譜を見ていると、教材という目的以外の楽譜も手に取って見られて、弾けそうかな?なんてイメージしたり、実際購入して楽しみが増えたりしました。
画面の向こうの商品を品定めするより、楽譜においてはまだまだ実物を手に取って。というスタイルが残っている、いやこのスタイルから離れられないんじゃないかなと思います。

話が膨らみましたが、レッスン以外のお仕事「楽譜の購入」についてでした。

2020年、スタート

明けましておめでとうございます🎍(遅ればせながら)
年明けは今週からレッスンをスタートしました。
今年もどうぞよろしくお願い致します♪

年末はガキの使いと紅白と年忘れ日本の歌をザッピングしながら観て年越しをしました。
3日はアンドラーシュ・シフさんのコンサートをテレビで観て年越しのバタバタを落ち着けてもらいました。
演目はベートーヴェンプログラム。

そう、今年はオリンピックイヤーであり、
ベートーヴェン生誕250年のメモリアルイヤーでもあるのです。

だから、番組もコンサートも楽器店も賑やか。
ベートーヴェンと言えばクラシック界において偉大な作曲家。
日本では学校の怪談の1つを任されるくらい、知名度も高い作曲家です。(今はそんなことない?)

現代の素晴らしいアーティストも過去の偉大な作曲家達だって、はたまた音楽とは離れているような世界の人にも影響を与えているベートーヴェン。今年は大注目ですな。

「運命」「第九」「月光」など有名曲は数あるけれど、個人的に知ってもらいたい曲はこちら。


「なくした小銭への怒り」

ネーミングも面白いし曲も可愛らしい。
このギャップがたまりませんな。

2019年もありがとうございました

昨日、今年のレッスンを無事に終える事が出来ました。
川越教室、川田谷教室のみなさん、今年もお通いいただきありがとうございました。

4歳から67歳までの生徒さんに囲まれ、それぞれの年代の好みや生活をの中で流行しているものなどの話を聞かせていただき色々勉強になりました。

米津玄師さん、パプリカ、キングヌー、東海オンエアや水たまりボンドなどのユーチューバー、リコーダーアンサンブル、イヤーポッズ、リアル駅ピアノ、グループサウンズ、フォークソングなどレッスンをしていなければ、おそらく自分からは知る事が無かったであろうアーティストや物事を沢山知る事が出来ました。

お教室の日々の取組も年々変わってきているなと感じた今年。
毎年同じ事を思っているかもしれませんが、来年は新しいものも取り入れながら、これまでの良かった事も引き続き織り交ぜて運営していきます。
言うは易し、行うは難し

鋭意、頑張る所存です!
どうぞ皆様、来年もよろしくお願い申し上げます🐭
それでは良いお年を☆彡

英国王立音楽検定

今年のレッスンもいよいよ残り1週間。インフルエンザが忍び寄る前までにレッスン締めしたい!と思うこの頃です。

今回は前回の記事の振り返りで記載しました英国王立音楽検定について。

仕事や勉強において色々な資格があります。英検とかTOEICなどはよく耳にもされるでしょうし認知度も高いですね。英国王立音楽検定はその音楽バージョンのようなものです。
ちょっと話は逸れますが、たまに「ピアノの先生って資格はあるんですか?」と聞かれる事があります。おそらく、ありません(国内では)。
では、それに相当するものとは?
YAMAHAさんやKAWAIさんなどはグレードと呼ばれる能力検定などは行っています。また、資格ではありませんがコンクールなどの入賞履歴が、一種それに相当するように思います。
英検やTOEICなどは受験や就職の際に有利に働くことも多いですが、ピアノのグレードや入賞履歴が同じように反映されるかというと一部にそういう学校や職場があるとは聞きますが一般には殆ど考慮の対象になる事はまだ無いようです。

この英国王立音楽検定は国内では残念ながらまだまだ認知度は低いですが、世界90か国以上で実施され本国イギリスは勿論、ヨーロッパ、カナダ、インド等々では音楽学習者にとって、とてもポピュラーな検定だそうです。そして就職や進学時にとても有利に働くそうです。

今年、お教室からも2名の生徒さんが受検しました。
試験内容は日本のグレードやコンクールのように弾く事をメインに審査されるのではなく、音楽を学んだり演奏したりする上で必須のスキルがまんべんなく含まれた試験内容です。音程を聞き取る耳、音程を正確にアウトプットする声、演奏、初見などなど。コンクールと違い、順位をつける審査では無く、本人の能力のみを純粋に評価してくれるので公平性の高さも良いと思います。
審査をしてくれる検定員も音楽の分野で第一線で活躍されているプロの方が、そのシーズンごとに任命されるようです。評価シートも、とても前向きなコメントで音楽を学ぶ楽しさや可能性を広げてくれるようなコメントをくださいます。

プロ・アマ問わず受検できます。皆さんもいかがでしょうか。
今年は生徒さんに続いて私自身がチャレンジして、みようかな?!

いのしし年(2019年)を振り返る

2019年師走。早いもので来週、今年最後のレッスンとなる曜日も迎えます。
ピアノ教室は年度(4月はじまり3月締め)で活動やスケジュールが変わるので、あまり区切り感は強く感じませんが振り返りを。

・『音大卒は武器になる』の著者、大内孝夫先生のセミナー受講
・体験レッスン20名問合せ
・発表会開催
・川越まちゼミ参加
・英国王立音楽院の音楽検定に生徒さん2名チャレンジ
・教室のLINE公式アカウント開設(まだ宣伝はしておりませんが)
・生徒さんの学校伴奏や町内会イベントでの出演
・レッスンにおいての弾き歌い・譜面提供の取組

と言った所でした。
書き出してみると特別な事としての印象は薄いかもしれませんが、私にとっては新しい事を色々体験できた年でした。数年前までメールでのやり取りに抵抗を持っていたのに、LINE公式アカウントを作成したのは自分でも意外だったな。でも使ってみると、あら便利。早速ですが生徒さんやご家庭とのやり取りがスムーズだしお互いにレスポンスが早いのでコミュニケーションがとりやすくなる予感。

英国王立音楽院の検定も右も左もわからない状況でしたが受検にチャレンジした生徒さんが頑張てくれ、それぞれに結果を出すことが出来ました。

来年も普段通りの仕事の充実にちょっとプラスして新規開拓をしたいなと考えております。
年末の振り返りを記載したのは初めてですが、きっかけをくれたのは年長のRくん。

君がこの歌を壊れたスピーカーのように20分歌いっ放しだったからだよ。(30分レッスンなのに!)
でも良いきっかけになりました。ありがとね。

オレいのししだし!