教室ブログBLOG

ピアノレッスン

素晴らしい成長

7月になりました🌌
6月は私を含め、教室では体調不良者が続出💦どの週にも必ず欠席者がいる月でした。うちの教室はありがたい事に、ほとんどの生徒さんがほぼ皆勤賞になる位出席率が良いのですが、コロナでもインフルでも無い体調不良者が学年・学校関係なく流行したのは珍しいことでした。今月からは一巡したので完全復活の兆し、になると良いな!今度は陽気が暑くなるので、引き続き体調管理を大切に(私含め)

先日、レッスンにて生徒さんの成長を感じてじ~~~んとくる事がありました。

現在、教育職に就いているMさん。大学入学と共に教室に通いにきてくれ、現在は社会人2年目として奮闘中です。今は毎週のピアノレッスンのコースは卒業していますが、行事等で大役を任されるとピンチヒッター的に単発で本番前に集中してレッスンに通っています。

今回は終業式のピアノ伴奏を任されるそうで、課題を持ってきました。
曲はカテゴリーとしては童謡ですが、全体を通して躍動感のあるリズムが右手左手に複雑にかみ合っている構成です。使用音域もそれなりに広く、言ってしまうと作業量の多い1曲です。メリーさんの羊や蝶々とかのシンプルなコードで構成されている曲ではありません。

歌の伴奏のポイントは、「いかに歌が歌いやすく弾けるか」が重要です。
伴奏においては主旋律よりも、歌のフレーズが始まる直前やメロディが伸びている時の合いの手などが意外と重要。この地味ポイントをいかにキメられるかで歌いやすさが変わってきます。
レッスンで、「ここが決まると歌、入りやすくなるからなるべく外しちゃダメよ」とお伝えすると、「あ~~~、そうですよね💦ここ外すとみんなが止まっちゃう💦」という実感のこもったリアクションが返ってきました。この一見、なんてことのないリアクション・・・、

このリアクションが本当にリアルだった!学生の時から真面目に取り組んでくれていたMさんですが、社会人1年目を過ごし、色々な体験をした中で、自分の事だけでは無く 他人の事を考える余裕が育った からこそ出たリアクションでした。きっと1年の行事の中で、クラスで歌の取り組みをしながらしっくりこなかった事もあったのでしょう。お子さん達が分りやすくて、曲全体がかっこよく聞こえるにはどうすれば良いのか、をしっかり感じ取ってくれた反応でした。

小さいお子さんの成長は、新しく取り込んでくれる余白が多い分、分りやすくその機会も多いですが、Mさんの成長はピアノのテクニックだけでなく、人として大きな成長を感じさせてくれる1コマでした。嬉しいな♪本番が上手くいくように応援しています!

~楽譜を疑え!~レッスンよもやま

明日は夏至。2023年も半分過ぎようとしています。
保護者様と「今年も、もうそんなに過ぎてしまったんですね~」としみじみ話しました。

さて先日、大人の生徒さんから質問がありました。
「楽譜通りに書いてある指使いで弾いているんだけど、どうにもやりづらいんです💦」と。
現物を見てみないと何とも言えないので、「次週お持ちください」と言って翌週のレッスンへ。
実際見てみたところ、あれあれあれあれ、こりゃぁ弾けませんねと言う指使いが記載されていました(゚◇゚)ガーン

文字で説明すると伝わり辛いかもしれませんが、その箇所は白鍵→黒鍵に移動する場所で、使う指は3指(中指)→1指(親指)※この場合右手の運指になっていました。通常、白鍵・黒鍵が連続する時に使う指使いとしては白鍵に1指もしくは2指を、黒鍵は3指を使う場合が多いです。理由は手前側にある鍵盤には短い指を、奥側にある鍵盤には長い指を使えば合理的だからです。今回のケースはそれが逆転していたため、全く合理性からは真逆に離れた指使いが記載されていたのです。

また、春先にも高校生の生徒さんから「YouTubeから引っ張ってきた楽譜をダウンロードして自分なりに練習してみたものの、どうにもこうにも上手くいかない。卒業イベントまでには友人とのユニットで校内のステージに立たなきゃなのに限界です💦」とレスキューレッスンの依頼がありました。

ほうほうどれどれ、その譜面を見て納得。こりゃ弾けるわけ無いね!即答でした。
おそらく、原曲をアップされたYouTuberの方は譜面を見ずともご自身が弾き歌いをするには即興で弾けてしまう方だったのでしょうか、なんとか譜面におこされたようですが、残念ながら右手と左手が混同してしまうような箇所や、どうやっても1拍の中に納められる音域を使っていなかったりと、経験者からするとめちゃくちゃな譜面でした。

いずれのケースも、ご自身で判断は出来ず、譜面に書いてあることを忠実に再現しようとした結果、逆に全く手が出なくなってしまったという訳です。
生徒さんの習熟度にもよりますが、通常は楽譜に書いてある事を忠実に守って練習をしますよね。今回のケースはそれが裏目に出てしまいました。あまり無いパターンですが、必ずしも楽譜に記載されたことが正しいとは限らないのです。

楽譜は言語と同じで、共通認識のコミュニケーションツールです。アウトプット(データとして残す)する際は、楽譜のルールと弾く人が理解出来る形で残さなければなりません。

もしご自身で練習されている時、「ん?」と思う事があれば1度楽譜を疑ってみてください。

楽器演奏に必要なスキル

年度末の先日、教室で初めてカウンセリングウィークを設定して実施しました。
どちらかというと保護者を対象にして、「うちの子の練習方法は大丈夫かな」「ちっとも練習しないけど、どうすればいいかな」「家に使われていないピアノがあるけど、どう使うor処分したらよいかな」等、レッスン時間のみでは足りないので改めて時間を設けてご相談を受けました。

上記に加え、日頃おとなの生徒さんからも寄せられるお悩みでダントツに多いのは自宅学習でのやり方についてです。回答は個別に異なりますが、総じて言えることはソルフェージュの重要性です。

ソルフェージュとは?

様々な説明がありますが、教室では「楽器を演奏する上で必要な総合的な音楽スキル」と表現します。
総合的な音楽スキルとは何か。平たく言うと以下の4つ。

①読む
②書く
③歌う
④弾く(吹く、叩く)←管楽器・打楽器の場合

全ての項目の前に(楽譜を)を入れると伝わりやすいかもです。例)楽譜を読む。

そんなのピアノ習っていれば当たり前じゃん、と思われる方もいらっしゃると思いますが、それぞれの項目を分けて特化して見てみると意外と出来ていない事も、ままあります。指導する私も、つい④の比重が多くなってしまうのですが、上記4つの項目のバランスが大事です。
自宅学習を効率的に迷わず取り組めるようになるにも必要な要素です。
ピアノのレッスンというと、ピアノだけ取り組んでいれば良いイメージになりがちですがそれだけだといつか苦しくなる時も。

それぞれの項目については、もっと掘り下げて説明します。そして各項目につき、どこまでを求めるのか、についても次回以降つづっていこうと思います。

教室見学・体験レッスン受講を希望される方へ

今週に入り一気に春の訪れとなりました。

教室では随時、教室見学および体験レッスンのご案内をしておりますがいずれも、
事前予約制となっております。

当日、直接お教室においでいただいても予約が無いとご案内は出来ません。外回りや在籍の生徒さんのレッスンがあるためです。

見学・体験レッスンご希望の方は必ず事前の予約をお願い致します。下記、連絡先よりお願い致します。

問合せ→https://flugel-kawagoe.com/#contact

ピアノの効用~シニア編~

12月に入りグッと冬らしい気温になりました。
ここ2~3年、シニア(60代以上)の入会者が増えています。こどもの時に少しかじった方もいれば、まるっきり初めての方もいらっしゃいます。習い始めるきっかけを伺うと、「定年になって時間ができた」「こどもが使っていたピアノを活かしたい」「残りの人生、自分の楽しみや憧れてた事をやり残さないため」等のお声を聞きます。

最近はストリートピアノの影響もあり、80を過ぎてからピアノを始めて1曲弾けるようになった方等の演奏からきっかけをもらう方もいるようです。

お教室で習ってくださるシニアからも「次は○○の曲が弾いてみたい」「コンサートに行く楽しみが増えた」「大変だけど頭の体操になる」などのお声をいただきポジティブな時間をお過ごしいただけて嬉しいです。
そんな中、思わぬ効用のお声をいただきました。

ひとつは、ペットボトルの蓋が開けられるようになった。とのお声です。
始められて1年のN様ですが小柄な方で、これまではペットボトルの蓋が堅くて便利グッズを使わないと蓋を開けられなかったそうです。しかし1年経ってなんと素手でも蓋が開けられるようになったとの事。ピアノは関係あるかな、と思いましたが他に考えられる理由が見つからないとの事。指先の強化になったようです。

ふたつめは、寝付きが良くなった。とのお声です。
この夏にピアノを始めてくださったT様。ピアノの練習はお夕飯を済ませ、お風呂に入り、就寝前の時間で取り組まれているとの事。練習しているうちに指先がホカホカして全身もなんとなく温かくなり、楽譜を読んでほどよく疲れてきた頃に眠くなるそうです。手は脳の出張所とも言われる程、医学的に密接に影響する器官同士のようですが、こんな効用があるとは。

意外な新しい発見の現場のお声でした。

3年ぶりの発表会

新録の爽やかな季節になりました。
先月4月29日(祝・金)に3年ぶりとなる教室の発表会が無事に開催できました!!!
参加くださった生徒さん、本番まで応援してくださった保護者さま、感謝申し上げます。

開催後の報告となりましたが、とにかく開催出来るまでが本当に不安だったので記事に出来る事を心の底より安堵しております。

今回は、年長さんから中学3年生まで21組の生徒さんが出演してくれました。
昨年の実践から学生さんと大人の生徒さんはコンセプトを変えて別々に発表会や勉強会を開催した方が参加しやすいようですので、大人の生徒さんはまた改めて。

発表会後のレッスンは毎回、振り返りと新たな1年の目標設定をします。
発表会後の感想を聞くと、

*楽しかった
*ピアノが弾きやすかった
*大きいピアノ(グランドピアノ)を初めて見た、触った
*ドキドキした
*他のお友達の演奏がすごかった  などお声をいただきました。

また保護者様からも、
*開催してもらって良かった
*すごく良い体験の場になった
*感動した
*自分の子供だけじゃなく他のお子さんの頑張りも伝わって良かった

等の感想をいただきました。

生徒さんの感想のダントツ多かったのが「楽しかった」で、何が楽しかったのかを聞くと(たくさんの人が見ていてくれたから)(人前でピアノがちゃんと弾けたから)などでした。生徒さんの感想を聞きながら、なんてメンタルが強いんだろうと内心羨ましく感心した私でした。30年以上ピアノ弾いていますが、いつまでたっても人前で弾くのは緊張するし慣れないのに。素晴らしい。
今回、舞台を踏むにはまだ時期が早いかなという事で出演はしなかったけど会場で聴講に来てくれた生徒さん達も、ちゃんと感想や次の目標を見据える事が出来て勉強になったようです。

振り返りをすると、発表会前に取り組んでいた教本が「あれ、こんなに簡単だったかな?」と思えるほど、みんな成長をしてました。素晴らしい。

さあ、新しい1年時間割も新たに進んでいきたいと思います。

いや~、本当に無事に開催出来て良かったです!

コースおよびお月謝の改定につきまして

この度、2022年5月よりコースおよびお月謝の内容をガラリと改定致します。
音楽教室Flugelを立ち上げて早12年の月日が流れました。この10年における社会情勢の変化、在席する生徒さんのニーズも多岐にわたるようになり様々な事情から改定する事になりました。

5月より新規にご入会を検討されている皆様には新しく改定した内容でのご案内となりますのでご了承ください。
詳しくはHPのレッスンタブをご覧ください。

何卒、ご理解の程よろしくお願い申し上げます。

生徒名鑑①~レッスンよもやま~

2月も残り1週間。今月は年明けから未だに収まりを見せない第6波の感染拡大の影響を受け、レッスンが休講になったりオンラインレッスンに切り替えたりご不便をおかけしています。来月には落ち着いて欲しいと願うばかりです。

さて、本日のレッスンで大爆笑する事がありました。
教室に7年越えて通ってくれているベテランのとある男子生徒。
発表会に向けクラシックの名曲を練習してくれています。それなりに難しい曲ですが、新しいセクション(長い曲は分割して取り組むので、段落のようなもの)を見ていたら、とても奥深い音が。なんというか、その曲の景色や躍動感の感じられる何とも良い音でテクニック的な練習だけでは無く、何か彼の中に感じるものがあって、更にそれを音に乗せて表現出来ている感じ。彼のレッスンをして初めて聴かせてもらう音だったので、つい、

「覚醒したね!どうやったらそういう音が出せたのかな?
CDとか聴きまくった?何か本を読んだ?
何か自分の中で変化があったのかな?」

と根掘り葉掘り聞くと珍回答がっ!!

「早寝早起き朝ご飯!!!」

うおお、そうだったのか~~~。
それが良い音を出せる秘訣だったのか。素晴らしい、確かに一理ある。
彼は確信したように言い切りました。

これは脚色の無いリアルなレッスンシーンの1コマです。
冗談はさておき、ピアノは長く続けていると本人も無意識のうちにある日、突然覚醒する日がきます。それはいつかは分らないし、個人差があるのですが18年指導をして何度もそういう場面に出くわしました。だからこそ、練習をしてなくても、むいてないと感じることがあっても、本人が苦痛になっていない限りは続けて欲しいのです。
ピアノは音楽以外の知識や経験、理解力が高まってくると相まって連鎖反応を起こし急に上手くなるタイミングがあります。もちろん最初から才能もある子もいますが。

他にも教室には名キャラクターがたくさん。
また、書きます。

オンラインレッスン

1月もあと3日です。
遅ればせながら今年もよろしくお願い致します。

さて、今週から感染拡大の影響を受け川越教室の生徒さんにはオンラインレッスンへの切り替えご協力をご案内しました。桶川教室は幼稚園の生徒さんが多いことと、お預かりや学童保育に通っている生徒さんが多くオンラインレッスンの切り替えは難しいため感染拡大状況が厳しい時は休講にさせていただいてます。

一昨年の第1回の緊急事態宣言発令時には、全体に普及していなかったオンラインレッスンも今回は9割の生徒さんが移行出来ました。素晴らしい。
オンラインレッスンにすると勝手が違うので生徒さんには以下をお願いしております。

①楽譜に小節番号をふる

対面のレッスンなら「はい、ここから弾いてね~」と指さして示せますがオンラインだとそうはいかない。小節とは、楽譜を線で区切られたマスの事で(説明あってるかしら)写真のように番号をふってもらうと便利なのです。吹奏楽や連弾等のアンサンブル練習で培った習慣が役立ってます。

②使用デバイスの位置
オンラインレッスンに慣れていない頃、一番苦労したのが画面の取り方。普段、我々は何気なく当たり前のように首をあらゆる角度に動かせるので「鍵盤」「譜面」「生徒さんの顔」を定点から切り替えて見ることが出来ましたが、スマホやパソコンはカメラ位置を手動で変えないと画面を切り替えられない!当たり前なんですが、いざやってみて苦労しました。機器とスペースが潤沢にあるレッスン室なら、あらゆる角度に機器を設置して同時に何画面も開いて出来るんでしょうが、私はそんなに使いこなせません。「鍵盤」「譜面」「生徒さんの顔」が1度に見られる位置を試行錯誤して、自分がピアノの正面に座った位置から右斜めもしくは左斜め後方に置くと3つの要素を入れる事ができました。こんな感じ。

生徒さんにも同じような画角を取れそうな時はお願いしています。大学生は学校でも慣れていたからか流石の使いこなし。中学生以上は1人でも上手に対応してくれています。小学生以下のお子さんは、お母様方のカメラワークやサポートをいただいてレッスンしている状況です。感謝です!

他にも細々した事はありますが、オンラインレッスンで共通してお願いしてる点はこちらになります。

この前は、生徒さんからの音声が届かず1人ピエロのような一方通行の会話でピンチ?!な状況になりましたが画面の向こうでは満面のリアクションでレスポンスしてくれたのでちゃんとレッスン出来ました!あれはウケたな~(^0^)。それとオンラインレッスンだと生徒さんの顔が全部見られることが嬉しい。歯が抜けたな~とか、大人っぽくなってきたな~とか、理解に苦しんでいそうだぞ、など表情から伝わるのが良く分ります。私もマスク外せて苦しくないし。

ひとまず今回は2月5日(土)までオンライン協力のご案内をしておりますが状況を見て延長を考えます。ではでは

今年度の空き時間

5月!
年明けから、HPの更新が鈍くなっています。1月から先月まで教室の業務外のイベントが多く、(ストリートピアノ、まちゼミ、ラジオ等々)おろそかになってしまいました💦
このGWでミニ発表会として開催した勉強会も無事終わり、新しいレッスン時間割も確定して一段落しました。

今年の空き状況のお知らせです
月曜(川越) 16:00~16:30、19:00~19:30
火曜(川越) 15:45~16:45
水曜(川田谷)空きなし
金曜(川田谷)18:00~18:30
土曜(川越) 空きなし

※木曜はチケットコースの方のみのご案内。日曜・祝日はお休みです。

ありがたいことに年度が切り替わってから数件お問い合わせをいただいております。
中にはご希望のお時間が埋まっていてご案内出来ずにお断りしてしまった方もおり誠に申し訳ありません。今年度は上記時間で現在はご案内出来ますので、もしご興味があってタイミングが合えば体験レッスンにお気軽にご参加ください。お待ちしております。