教室ブログBLOG

視力も大事

10月に入り朝晩の冷え込みが強くなってまいりました。秋ですね。

最近、レッスンをしている時に楽譜を見にくくそうにしてピアノを弾いている生徒が数名見受けられます。最初は練習不足かしらと思って見ていましたが、どうもそうではなさそう。とある小6男子がソナチネという、クラシックの中級レベルくらいの曲に取り組んでいて16分音符の羅列が増えたところに差し掛かるとミスタッチやらペースが急にダウンするのです。テクニック的に難しいから、という一因もありますがここで詳細の説明を加えましょう。

まず1つ 楽譜に書かれている音符ですが曲自体のレベルが上がると音符のフォントも小さくなる
2つ 16分音符という音符は早く弾く音符で(テンポによりけりですが)、表記も密集している


(こんなの)

1つめに関しては、弾く曲の情報量も影響しますが本当に習いたてで小さい子を対象にした楽譜はおんぷも大きくかかれているんですよね。最近はシニアのための楽譜も多く出版されてきたので、わざわざ「楽譜が大きく見やすい」という仕様の楽譜も出版されいます。自分が青年期に向かって成長していく時は、音符の大きさが小さくなるほど自分が成長しているという感覚もあってむしろ誇らしく感じている点もありました。ちょうど小6の生徒さんもまさにその時期。楽譜の音符が小さくなってきているんですね。

2つめの16分音符は1拍のカウントの中に4つの音を入れ込む音価なので当然弾くと速くなるわけです。だからテクニックも勿論必要。いわゆる、皆さんが演奏を聴いてピアノらしい!と感じる聴きごたえの箇所にはこの16分音符が盛り込まれている時も多いでしょう。なので見た目もテクニックも難易度があがってくるのは確かなんですね。しかし冒頭の生徒さんは良く指も回るし、これまでの学習では似たような事があっても弾けていたからなんでだろうと思い、「つかぬ事を聞くが視力検査はA判定かね」と聞くと「片目はAで片目はCだよ!」と。やはり!!

私個人は小3からD判定をくらう視力の悪さだったので楽譜の難易度が上がる前に眼鏡生活になってたから違和感はありませんでしたが、なるほどそういう事か。近視以外にも中年になってくると譜読みが厳しくなってきた(´;ω;`) 親子さんで習ってくださっているお母様も夕方から午前中のレッスン時間に変更した際に「時間帯が違うとこんなにも同じ楽譜でも見やすさが変わるんですね!」と実感のこもったコメントをしてくださっていました。

考えてみれば今年、小3小4女子も眼鏡デビューし、眼鏡かけてないまでも同じような現象が該当するその他の生徒もちらほら。
楽譜が見にくいことでピアノが弾けてないことも起こっていますので、少し気になった方はその点も考えてみてくださいね。

SNSでもご購読できます。

無料体験レッスン受付中!

無料体験レッスン受付中!