教室ブログBLOG

映画

気になる映画

台風が秋の風を運んできたのでしょうか🍁
気温は高いながらも爽やかな空気感の9月2週目です。

先月、映画館で『アルキメデスの大戦』を観てきました。
感じた事、気づいた事がいくつかありました。その当時の世界情勢や日本国内での軍人と一般人の考えの温度差など。今を生きる私たちとは環境も物資も全く違う時代です。ただ、時代に関係なく共通する事はあって、その中でも映画を通して、{興味がないからと言って知らなくて良い、という考えは危険}なんだなと思いました。これは私達も勿論、未来を生きるこれからの年代の人達には強く意識してもらいたい事だと感じました。

映画を見に行くと予告編も流れます。
面白そうな映画が沢山ある中で、話題になった音楽書籍が映画化されるとの事で紹介します。

『蜜蜂と遠雷』   →公式HP

直木賞&本屋大賞を受賞したこちらの作品。
ピアノコンクールを巡って描かれる人間模様や葛藤、音楽などを盛り込んだ作品です。
あまり知られない世界かもしれませんが、物語はオーバーに描いてるのではなく現実の話、かな?わりとリアルに描かれてるかも~~??
来年はピアノコンクールのオリンピックのようなショパンコンクールも開催される年です。突き詰めた音楽の世界の扉をチラッとのぞいてみませんか。10月4日から公開だそうです。

※使われているホールがおそらく母校のホールなのも楽しみポイント。

映画「翔んで埼玉」、観てきました

埼玉県民が注目される映画が上映されております!

翔んで埼玉

観て参りました~。観る前から、勝手に生徒さんにも県外住まいの友人にも宣伝し、こじんまりと布教活動をしておりました(笑)だって埼玉が注目される事なんて、あまり無いですから。取り上げていただけで嬉しい。

飛びぬけたアホっぷりが映画らしくて(現実離れしていて)とても楽しめました。
でも、ところどころ含みのあるセリフや真剣に考えさせられるような所もあって、笑いと教訓を感じる事が出来ました。

主人公?が
「東京を出たからこそ、わかった事があった」
と言うようなセリフがありました。これは、つまり
「自分の知る世界を飛び出したからこそ、見えたもの、得たもの、初めて感じたものがある」
→「自分の知っている世界が全てでは無い」という事なのかな~と。
そう考えると全ての事に言えるなと思ったりしたのであります。それは日々の生活でも、学びの場においてもとても大切な事。つい、年齢を重ねると行動や思考がパターンか化されてきて、安心感を得られる反面、新しいものを受け入れられなかったり、頑固になってしまう時があるからです。コメディ映画の中にも気づきがありました。

職業的に楽しめたのは、ストーリーの耽美感を演出するために使用されているクラシック曲。
かつてのベルばら時代を彷彿とさせる耽美タッチには、やはりクラシック音楽が合うんですかね。

記憶の限りでは、こんな曲が

♬「サラバンドと変奏」 ヘンデル作曲
♬「カヴァレリア・ルスティカーナより間奏曲」 マスカーニ作曲

どこかで聴いた事のある曲、でしたでしょうか?

エンドロールで流れるハナワさんの歌も素晴らしかったですよ~。埼玉県民なのに知らない事もあったり。

ほぼ満席の観客に、皆さんの埼玉愛を感じた休日でした。
まだこれからの方は是非!県外住まいの方も県外出身の方も、県民ほど笑いのツボが少ないかもしれませんが埼玉ってこんな所なのね、と話のタネに見ていただけたら嬉しいです。

気になる映画「この道」

今日は気になる映画のご紹介。
昨年末はQueenの『ボヘミアンラプソディ』を見て、とてもパワフルなメッセージを勝手に受け止めました。
今年の初めは川越スカラ座にて追悼、樹木希林さん特集として『日日是好日』を見て、静けさの中にありのまま、とは何かを考えさせられました。全く趣の違う作品でしたが、どちらにも日常生活あるいは音楽を学ぶ面においてタメになるだろうなぁと思う作品でした。

さて、そんな暮れに訪れた映画館の予告編で気になっていた映画が上映となりました。

この道

日本の作曲家、山田耕筰と作詞家の北原白秋を取り上げた映画です。
私が中学生?高校生のころ、音楽の教科書に「この道」は載っていました。

この道は  いつか来た道
ああ そうだよ
アカシアの  花が咲いてる

山田耕筰さんは他にも「赤とんぼ」や「からたちの花」なども作曲しています。
子供のころ、意外にも日本語の歌は歌いづらいと思っていました。それはおそらく今思うと、ピアノと違って決められた拍子(4拍子や3拍子等)できっちり区切られる歌ではなかったからではないかと。

最近バラエティ番組などで俳句が賑やかになっていますが、俳句は限られた字数で広がりのある世界を表したりします。素人なのでよくわかりませんが、たったそれでけの言葉でこうかな?ああかな?と思いを巡らせたり考えさせられる俳句を見るとすごいと思います。

おそらく山田耕筰さんが残した数々の歌も、少ない歌詞で広がりのある世界を表現しようとしたのではなかったのかと思いました。そして、その言葉を活かし想像を思い起こさせるような広がりのある旋律をつけたのではないかと。言葉を優先すると時として拍子に収まらない節回しになりますが、今となるとその独特の言葉のような旋律のような節回しが美しいと思えるようになりました。

この映画の主題歌と主人公はなんとEXILEのメンバーだそうです。
北原白秋はどうも?!想像と違う人物らしいですが、どんな風にこの曲が生まれたかを知るのが楽しみです。

 

 

気になる映画

ピアノをネタにした書籍や映画がたまにありますが来月、見てみたい映画が公開との事。

「羊と鋼の森」

以前、生徒さんから絶対におススメです!と教えていただいていた作品。
実はまだ読めていないのですが、調律師さんのお話なのかな?

調律師さんの存在って縁の下の力持ち的な感じで、あまり表に出てフォーカスされる事は少ないかもしれませんがピアノにとってみてはお医者さんのような整備士さんのような大事な方達なんです!アコースティックのピアノは弾いてるうちに音の出る装置に微妙な狂いが生じ、それが音程の歪みになります。他の弦楽器や管楽器と異なり、その場で調整する事が出来ないため専門の調律師さんにコンディションを整えてもらうのです。(中にはピアノ奏者でもご自分で直される方もおられるようですが)
電子ピアノと違って気温の寒暖差、湿度の高低によって木製であるピアノは膨張したり縮んだりもするんですね。調律の際は音程の整音からタッチの事、ピアノ内部のお掃除、いろんなことをしてくださいます。さながら車検のようですな!私は1年に1度の目安で教室のピアノを調律しますが、使用頻度によって依頼するタイミングは様々。また、発表会やコンサートのステージ本番の際もよほどの事情が無い限りは必ず調律をしてもらいます。

本のタイトルになっている「羊」とは、ピアノの発音装置であるハンマー(羊毛でくるまれてるから)、「鋼」とはピアノ線、いわば音が直接鳴る弦の事を指すのでしょう。
奏者が主役になる作品が多い中、調律師さんにスポットを当てているのがどんな内容になるのか楽しみです。俳優は山崎賢人さん。某たび屋の息子さん役が好演でした。
音楽担当も久石譲さん、辻井伸之さんの強力コンビ。

公開は6月8日(金)だそう。見に行ってみたいです♪