教室ブログBLOG

ピアノレッスン

経過報告

いよいよ4月も残すところ4日となりました。今まで通りだったら昨日からゴールデンウィークが始まっていただろうに。

さてさて、先週からオンラインレッスンを導入するべく準備を進めてきて少しずつ勝手が分かるようになってきました。先週末から川越教室の基礎コースの方を主な対象としてご案内を始めました。単発コースの方と川田谷教室の方にご案内をお出ししておらず申し訳ありません。実は単発コースの方は4月中も希望がある場合は教室レッスンを行っておりましたので、ご予約のお問い合わせを頂いたときに直接ご案内するつもりでした。また、川田谷教室の生徒さんはオンラインレッスンをするには小さい年齢の方が多く、共働きのご家庭が多いので時間的にも環境的にも難しい観点から現段階ではご案内を出しておりません。

川越教室では、およそ半分の生徒さんがオンラインの切り替えを希望してくださり昨日からお時間を作っていただいてトライアルを始めました。
使うツールはSkypeかzoomです。

私も初めての試みなのでドキドキでしたが、いざ繋がってみると久しぶりに会えた高揚感があり、お互い手探りながら端末の設置場所や音質チェックをしながらあっという間に時間はすぎました。お母様方からも「少し音が聞こえづらいです」「その方が見やすいです」など色々アドバイスいただいて教室のオンライン環境も少しずつ整えております。お子さん方はテンションが高く、大きく手を振ってくれたり、踊ったり、満面の笑みを見せてくれたり、カメラにどアップになって遊んだりと抵抗なく使いこなしている感じ!また、ご家族様がかなり協力くださってレッスン中、端末をずっと持っていてくださったり音質チェックくださったりしました。本当にありがとうございます!

ピアノレッスンは実技なのでオンラインレッスンではカバー出来ない所も当然ながらあります。トライアルをしてみて分かった事は、タイムラグが若干生じる事、またテンポが速く音数の多い曲などは端末のマイクでは収音しきれず途切れて聞こえてしまう事、連弾は難しいこと、ピアノの音量が大きいと割れて聞こえてしまう事などがあげられます。

でも良いことも沢山気づけました。指番号が伝えられる事、音の高さのチェックが出来る事、口頭で伝えられる譜読みがある事、新しい課題が出せる事、手本演奏を聴かせられる事(完璧な音質ではないけれど)。
そして何より顔をみてコミュニケーションが出来る事です。久しぶりに楽しい時間で、思っていたよりあっと言う間に時間が過ぎてしまいました。

オンラインツールを使えるようになったら途端にスケジュールが過密になりました💦
他の習い事の先生方や、あらゆる地域のピアノの先生同士での情報交換にミーティングの日々です。みんな手探りで何とかしようと取り組んでいます。

もちろん教室のレッスンに戻れれば良しですが、緊急事態宣言が5月6日で解除されるとは巷のほとんどの人は思っていないでしょう。よしんば解除されたとしても安心して以前と同じように出歩けるとは到底思えない。今の内に新しい形態を試して何か発信していけたらと思います。
オンラインレッスンが難しい方にも新しい対策を考え中です。それはまた改めて。

ちなみに教室ではスマホを使ってピアノの右後ろあたりに設置して撮影してます。
緑の矢印がスマホスタンド。

そうするとこんな感じで見えます。

ご参考まで。

 

準備中

4月も3週目になりました。街は日増しに静かになっていきます。
感染者が着々と増え、先に感染爆発を起こした諸外国の累計グラフと同じ線を日本も描くようになってしまいました。

正念場。

責任ある行動をしていかねば。個人的には自分がウイルスだと思ってやむを得ず外出をする時でも、行きかう人・すれ違う時には相当な距離を取って歩いたり、時には人の少ない道を選んで遠回りしながら移動しています。外出する時はやはり買い物の時だけにするようにして。そして1度出る時にはまとめて用事を済ませるようにしています。

話は変わって、今更かもしれませんがお教室でもオンラインレッスンの導入を出来るよう準備を進めています。5月6日に再開できるのか怪しいですし…。

まだ使いこなせる!とは自信を持って言えませんが、先に導入している先生方や他教室の様子を伺うと、まずは使いながら慣れる事が大事との事。最初は皆さん戸惑いがあり上手くいかなかったけれど2回目3回目と使ううちに慣れてきたと書いてあります。そしてオンラインレッスンで出来る事も掴めるようになってきたと。
実際にオンラインレッスンの導入に乗り気でない先生方も多くいらっしゃいます。つまりはオンラインレッスンではリアルレッスンに比べ音質のクオリティが求められない事、楽譜への書き込みがしづらい事(アプリ内で機能はありますが)、微妙なニュアンスや気づきをリアルタイムで伝えにくい事、などなど。
私もその心配はありましたが、地元の塾講師の先生やプログラミング教室の先生方が「学びを止めない事が大事」「コミュニケーションを取るだけでも楽しいし、生徒さん達が生き生きするよ」と話してくれた事が不安を軽くしてくれました。生徒さんのコミュニケーションを繋ぐ事、課題を進める事などだったらオンラインレッスンでも十分出来るのではないかと。リアルレッスンとオンラインレッスンは別物と捉えて、それぞれの利点を活かした時間にしていければ良いのですね。

そして先日、とある生徒さんのお母様からもレッスン再開を希望するメッセージと共にお子さんがご自宅で頑張って課題に取り組んでいる動画を送信してくれました。これはどうにかせねば!と力をもらえました。

とはいえ使い方が分からないのと、レッスンスケジュールがしっちゃかめっちゃかになるのはマズいので先週から準備をすすめています。
おそらく教室ではzoomかSkypeを使用する予定です。仮にオンラインレッスンを導入したとしても個別のレッスンスケジュールでご案内していきますので、レッスンスケジュールも確定次第、随時ご案内していきます。

ひとつ懸念があるので記載しておきます。オンラインレッスンではスマホ、タブレット、PCを使用しWi-Fi環境が整っている環境が望ましいです。生徒さんの中には、まずその環境が十分でない事、環境は整っていても小さなお子さんで保護者の付き添い無しには使えない事、など導入が難しい方もおられると思います。
その際は、誠に申し訳ありませんが引き続き自主学習を進める形となります事を予めお伝えしておきます。

お教室の皆様にはご不便をおかけしますが今しばらくお待ちください。

来年度(4月)からの募集につきまして

桜の開花も所によって見られる季節になりました。世の中が自粛モードになって、はや1週間半が経過。学生からは軒並み、「もう飽きた」とぼやかれる今週です。

さて、そんな中ではありますが年度の切り替えに伴い生徒募集のご案内です。
来年度は募集はかけられないかな、と思っておりましたが月曜・火曜・土曜で1枠~3枠程度空きが出そうです。(単発レッスンは除く)
昨年はこの時期(2月~6月)17件のお問合せをいただき10名の方にご入会いただきました。
当教室では、基本的に4月で決定したスケジュールを1年間運営していきます。ご希望のお時間を調整しやすいのが今の時期となりますので、もし習ってみようかなとお考えの場合は3月から4月中に体験レッスンをお申し込みいただくのがオススメです。
5月以降、在籍の生徒様を含める新スケジュールが確定しますと、限られた空いているお時間でのご案内のみとなります。5月で確定したスケジュールは2021年の3月まであまり変動はしません。

とはいえ、こんな状況なのでスケジュールの目途を立てるのは中々難しいと思いますが…。
体験レッスンを受講されなくてもメールやお電話でのお問合せも受け付ております。
落ち着いた頃にお問い合わせが集中してしまうとご案内しづらくなってしまうので一応教室サイドからのお知らせまで。

お問合せ、お待ちしております。

コロナウイルス流行につき

コロナウイルスの感染拡大の可能性は、もはやどこからでも接触できてしまう状況になってしまいました。
各地ではコンサートやフェスティバル等のジャンルに問わないイベントの中止お知らせが続々目についております。
店舗さんや教育機関によっては営業・学習時間の短縮やお休みを実施している所も出てきました。

当教室では現在の所、通常のレッスン業務および4月に開催される発表会の中止は考えておりません。

ただ、以下の項目につきましてはご協力いただきたく存じます。
〇手洗い・うがいの励行
〇ハンカチの携帯
〇発熱が確認されている際の自主欠席
〇咳の症状が認められたらマスク着用

教室は区切られた空間にてマンツーマンレッスンのスタイルです。
それぞれが心地よく過ごせるよう、エチケットとマナーをお願い致します。

~ぶひぶひ~

突然ですが、私はたまにレッスン中に「ぶひぶひ」と言います🐽
半年以上レッスンを受講している学生の生徒さんなら、多分みんな知っている。

どんな時に「ぶひぶひ」と言うかって?

それは音符を読み間違えたり、正しい鍵盤の場所を触れていなかったり、何か間違いがある時です。それなら、「そこ違うよ」でも済みます。でも、「ぶひぶひ」と言うようになったのには理由があるのです。

私が大学時代のころ、ショパンエチュードに取り組んでいた時のレッスンでした。左手の音がとても多く、そして速く弾く曲でした。課題を出されて2回目くらいだったと思います。私としては全体を通して弾けるよう、そちらを最優先に一生懸命になって弾いていました。ところが、ある個所に差し掛かると先生に「違う」と言われ、もう1度振り返ってその近くから弾き直してもまた「違う」と言われるだけ。自分で何が間違っているのか、なんとか探し出そうとして修正してみるも「違う」とだけ言われ続け、その問答がしばらく続きました。当然、間違いに気づかないうちは先へは進めません。私としては「○○が違う」(○○には音だったり、リズムだったり、♯やら♭やの半音など)と具体的に言ってくれればいいのに!と心の中でヤキモキしたのですが、とうとう最後まで先生は教えてはくれませんでした。結局、長い間を使って、連続する32個の音の1か所のある音の♮の見落としに気づきました。その当時は一言指摘してくれたらこんな時間はかからなかったのに!と少し腹立たしく思う自分もいましたが、教える立場になって少しあの時の先生の気持ちがわかるようになりました。

自分から気づく事が身になる

現在、レッスンをしていて感じるようになったのですが、私が生徒のミスを指摘するのは簡単です。でも、こちらが指摘した事は翌週も更に翌週も同じことを言わされる事がままあります。直ってないのです。楽譜に記入してあっても。それは、きっと自分の気づきが薄いから本当に注意力を持って落とし込めてないからなんですね。勿論、そうでない生徒さんもいますが。

なので私は自分の経験からも、自分で気づいて欲しいと思って「ぶひぶひ🐷」と言うようになりました。最初に言われた生徒さんの反応は「何事だ?!」とう感じで動揺しますが、「何か見落としがある時に先生はブタさんになってしまいます」と言うと察して食い入るように楽譜を見てくれるようになります。1度それを経験してもらうとあとは簡単。見事に自分から気づきにいこうとしてくれます。中には、私にぶひぶひを言わせたくてわざと面白がって間違える生徒さんもいたりして。今の所、生徒さんの様子を見るとぶひぶひを言った時の精神的苦痛はなさそう。

私としては、あの「違う」だけのコメントのやり取りの時間は嫌な時間でした。今思い出しても嫌。先生の指導の真意は納得ですが、言い方は納得いかなかった。だから、せめて私が指導する立場の時は同じ思いをさせたくないなと思って編み出したのが「ぶひぶひ」でした。

答えのゴールまで気づくのに遠そうな様子の時は少しずつ助け船を出して最後の「あ~!」を言う段は生徒さんに託します。
ちなみに大人の生徒さんには流石に言いません。

判断力

温かくなったり寒さが戻ったり、春に向けて三寒四温を感じる季節となりました。
昨日のレッスンで生徒さんに「今は冬かな~、春かな~、どっちだと思う?」と聞くと「春!」と返事が返ってきました。

先日、とある生徒さん達とのやり取りの中で感心する事がありました。

1人目は幼稚園の男の子です。
発表会で弾く曲を決めようといくつかの候補を挙げると、すぐに「これがいい」と決まりました。3曲ほど挙げた候補曲は彼の知ってる曲もあれば知らない曲もありました。彼はその中で知らない曲を選びました。「どうしてこれを選んだのかな?」と聞くと、「この曲だったら僕でも右手の音が分かるし、長くないから弾けそうだと思った。」とのお返事が。ほほう。

2人目は小学生の女の子です。
彼女は同じ時期に学校の伴奏にもチャレンジしようとしていました。良く取り組んでいた矢先、彼女から言いづらそうに「…、先生にお話したい事があるんです。」と切り出し、伴奏のチャレンジは今回は辞めようと思います。との事。続けて「伴奏も発表会も一緒にやるとちゃんと取り組めるか不安です。自分の練習の事も考えて今回は発表会の曲に専念したいです。」と話してくれました。

2人に共通しているのは、

・自分のキャパシティを自覚している
・それを他人に自分の口でアウトプット出来る

と言う事です。
これは自分自身にも生徒さんにも(年齢に関係なく)多く経験のある事ですが、自分の能力と相談せずに高望みをして結果、中々成果を思うように出すことが出来なかったという事はレッスンでも起こる事があります。それについては毎回悩むところではありますが、「弾ける曲」と「弾きたい曲」がレベル的に合致していれば問題なく取り組めますが、毎回必ずしも両者が合致しているとは限りません。
もちろん、実力より背伸びをした曲に取り組むことによって大きな成長を得られる事も大切です。
ここでお伝えしたいのは、バランスよく見極めをする事が大切という事です。
弾きたい曲に取組む際のメリットはモチベーションが高いことです。しかしあまり目に見えた手ごたえを感じられないとそのモチベーションも下がって、曲の完成を見ないまま飽きてしまうという事も多々あります。

今回の2人の例はその点において、生徒さん自身の持つ判断力を見せていただけた事例でした。
この判断力がレッスン室の外に出たあらゆるシチュエーションにも是非活かされると良いなと、嬉しく思った出来事でした。

余談ですが、2人目の女の子とのやり取りには続きがあって「せっかく途中まで教えてもらったのに、辞めるって言って申し訳なくて…、ごめんなさい。」と。
そんなこと気にしてたなんて!きっと彼女はとても言い出しづらかったと思います。でも保護者からでもなく、ちゃんと自分の口で伝えてくれてとても勇気ある行動でした。「やりたい気持ちが強ければ、応援したくなるからそんな事は気にしなくて良いんだよ!」とお話しました。
私も子供の頃、学校の伴奏にチャレンジしていた事を思い出し、1度辞めたピアノのレッスンも伴奏によって再開できた経緯があるので、なんとな~く昔の自分を思い出して力が入っちゃうのでした。まだ来年もあるからチャンスを伺ってまたトライしてくれたら嬉しいです。

 

最近の気象につき

新学期が始まりました。幼稚園・小学生の生徒さんにおかれましては夏休みの疲れと学校モードに戻ったギャップが激しいのか、お疲れの面々が多い今週です。

今朝、西日本で大きな被害をもたらした台風の経過をチェックしようとテレビをつけた所、台風ではなく北海道を襲った地震のニュースが流れました。・・・なんと(泣)
台風の次は地震。本当に今年の天災と気象は予想が全く出来ない甚大な被害となりました。
各地で充分な復旧もままならないうちに次の不測の事態が起こってしまい、一日も早く復旧がされますことを願っております。

ニュースで流れる程ではありませんでしたが、8/31(金)と9/4(火)のレッスンは局地的なゲリラ豪雨と台風による突風の為、レッスンを中止せざるを得なくなりました。
金曜日は桶川教室のレッスン日でしたが、16時と19時前に2度の豪雨!!☔
およそ降っていたのは20分程度だったかと思いますが、園庭にお迎えに来てくださっていた保護者様も生徒さん&私も車や建物からはとても出られない状態!園庭や周りの道路も軽く冠水してしまい雹まで降ってきてしまいました。
火曜日の川越教室のレッスンでは街中はすごい風!怖いくらいに道路の上に設置されたそれなりの大きさの看板がぶーらんぶーらんと激しく揺れているではありませんか。歩いて通ってくださる生徒さんが殆どなのに、こんな危険な中を歩いてきてもらうには危なすぎると思いお休みにしました。

今後はこういう事が増えるかもしれません。お教室からの判断もタイミングが難しく、遅くなってしまう時もありますが安全を優先して対応していこうと思います。
連絡をこまめに取ることが大切かと思いますので、日中は外出されたりお仕事中であったりと皆様もお忙しいと思いますが、留守番電話やメールに履歴を残しますので確認いただけましたら幸いです。

どうぞよろしくお願い致します。