教室ブログBLOG

音楽教室Flugel

行事前の駆け込み寺

金曜日に天気が崩れる事が多いと思う今月。
昔は火曜日の生徒さんから「レッスンに来る日はいつも雨です☔」と言われた事も、、、。
そんな時もありますよね😅

さて、前々回のブログに音楽会の伴奏について話題にしましたが、なんと今月に入ってから新たに3件の申し出が!

今月に入ってからの問合せは夏休み前からの取り組みと違って割と慌てます💦
夏休み前から取り組んでる生徒さんはオーディション対策をしているので練習期間も気合いもそれなりに用意出来るのですが、今時期から取り組む生徒さんはオーディションではなく既に伴奏のポジションに任命されているパターンです。このケース、本人が望んで伴奏をするなら良いのですが大抵は他に弾く人(弾ける人)がいなくてお願いされて引き受けざるを得ないパターン。学生からと教員の方のそれぞれ(在籍場所は異なる)から同時期に問合せがありました。

大抵、本番は10月の下旬から11月の頭にかけて各学校で行われます。遡ると今月末から歌との合わせ練習が始まります。いそげ、いそげ🏃

そんな急な時、お教室では単発コースをご用意しております。ご案内出来る時間は基礎コースの生徒さんの受講外の時間になりますが、短期間で成果を出したい時、お困りごとを解決したいときは是非1度ご相談ください。

コロナ第9波の懸念もありますが、学校行事はビフォーコロナと同じように開催されるようになりました。

こんな直前駆け込みの問合せも以前と同じように戻ったなぁと感じるこの頃です。
年明けは幼稚園のお遊戯会や謝恩会イベントで駆け込み需要が増えるかも?!

スポットでも是非、おいでください。

ミュージションという物件

9月になりました。
台風の影響もあってか、グッと涼しくなったこの週末。猛暑日もあるものの秋は近づいていますね。

8月末に中国メディアから取材を受けました。(中国版NHKのような番組との事!)
内容は「生活だけでなく趣味や職場としても両立できる個性的な物件」の特集のようでした。
9月6日の朝に現地で放送されたようです。

その様子はこちらからご覧ください。
https://tv.cctv.com/2023/09/06/VIDEbygwEQXWORva8wuFIqAJ230906.shtml

取材を受け、今の場所で教室を構えた事を思い出しました。

今から13年前、諸般の事情で両親と住んでいた集合住宅からグランドピアノを出さなくてはならない事件が起こりました。
当時、既に桶川の幼稚園でピアノ講師として仕事もしていたし、経済的自立にはまだまだほど遠い収入だったので、なるべく実家に近くてピアノが置ける所を必死になって探しておりました。

楽器可能な物件というのは通常、音楽大学がある駅や沿線にはいくつかあるのです。13年前の当時、川越や川越近辺の東上線・西武線の沿線にはほとんどありませんでした。辛うじて、見つけたのが市内に2件(そのうちの1件がミュージションだった)、ふじみ野に1件でした。それぞれ見学に行った所、ピアノを置いても良いという条件は同じだったものの、搬入出来る楽器のサイズ、音出しの制限時間、教室利用の可・不可という点においてそれぞれの物件に差がありました。
その中で、全てのリクエストにOKを出してくれたのが現在教室があるミュージションのみだったのです。他の2件に関しては搬入出来る楽器のサイズがNG、教室利用するのがNGでした。
ただ!ミュージションも全てがクリアだった訳ではなく、実は私の所有していたピアノのサイズがエレベーターでは搬入出来ない、という事であわやこちらも入居を断念せざるを得ない懸念はあったのですが、その当時の営業の方が柔軟に対応してくださり、ピアノの搬入業者さんとシミュレーションをして「イケる!」という確証を持って、契約をしてくださいました。その時は、本当に困っていたのでミュージションの存在が大変ありがたかったです。また、ミュージションを運営するリブランマインドさんの柔軟な対応と楽器を演奏する立場の方を応援してくれる姿勢に本当に助けていただきました。

当初、ミュージション川越の中でも私が入居した頃は私のピアノ教室の他にボーカルスクールさんが2件位と、ギターやサックス等も習える音楽教室さんの4件程度しかありませんでした。でも今ではピアノ教室だけでも10件弱は開校されています。大げさですが、地域の音楽教育の裾野も広げている拠点になっているのではないでしょうか。

最初は東上線沿線にポツポツとしか建てられていなかったミュージションシリーズでも、今や都内進出もして4000人がウェイティングする人気物件に!待っている人の人数に対して物件が間に合ってないとの事です。日本ではどうしても楽器演奏をする人の場所が限られてしまいます。でも、これだけニーズがあるという事なのです。これからもっと音を気にしないで楽しめる環境が増える事を願っています。

3年ぶりの発表会

新録の爽やかな季節になりました。
先月4月29日(祝・金)に3年ぶりとなる教室の発表会が無事に開催できました!!!
参加くださった生徒さん、本番まで応援してくださった保護者さま、感謝申し上げます。

開催後の報告となりましたが、とにかく開催出来るまでが本当に不安だったので記事に出来る事を心の底より安堵しております。

今回は、年長さんから中学3年生まで21組の生徒さんが出演してくれました。
昨年の実践から学生さんと大人の生徒さんはコンセプトを変えて別々に発表会や勉強会を開催した方が参加しやすいようですので、大人の生徒さんはまた改めて。

発表会後のレッスンは毎回、振り返りと新たな1年の目標設定をします。
発表会後の感想を聞くと、

*楽しかった
*ピアノが弾きやすかった
*大きいピアノ(グランドピアノ)を初めて見た、触った
*ドキドキした
*他のお友達の演奏がすごかった  などお声をいただきました。

また保護者様からも、
*開催してもらって良かった
*すごく良い体験の場になった
*感動した
*自分の子供だけじゃなく他のお子さんの頑張りも伝わって良かった

等の感想をいただきました。

生徒さんの感想のダントツ多かったのが「楽しかった」で、何が楽しかったのかを聞くと(たくさんの人が見ていてくれたから)(人前でピアノがちゃんと弾けたから)などでした。生徒さんの感想を聞きながら、なんてメンタルが強いんだろうと内心羨ましく感心した私でした。30年以上ピアノ弾いていますが、いつまでたっても人前で弾くのは緊張するし慣れないのに。素晴らしい。
今回、舞台を踏むにはまだ時期が早いかなという事で出演はしなかったけど会場で聴講に来てくれた生徒さん達も、ちゃんと感想や次の目標を見据える事が出来て勉強になったようです。

振り返りをすると、発表会前に取り組んでいた教本が「あれ、こんなに簡単だったかな?」と思えるほど、みんな成長をしてました。素晴らしい。

さあ、新しい1年時間割も新たに進んでいきたいと思います。

いや~、本当に無事に開催出来て良かったです!

大規模修繕につき

2021年も残すところあと2ヶ月。早いですね。
すっかり夕暮れが早くなりました。

さて先月から教室があるマンション全体の大規模修繕が始まりました。
この教室に入居してから10年が過ぎますが初めての経験。

足場が組まれ、鉄骨が行き交い、たまにドリルの音なんかも聞こえます。生徒の皆さんにはご不便をおかけします💦
唯一の救いがお子様の生徒さんが物珍しく興奮して面白がって見てくれる事。
工場見学に来たかのごとく、クレーンで吊り上げられていく資材を見ては「ほわ~」と感心し、窓の外に作業の方がいると空中庭園のごとくに驚いています。
みんな戸建てに住んでる方が多いので珍しい光景なんでしょうね。
マンション自体は築20年経つのでしょうがないですね。

修繕は来年3月まで予定されています。
今日は教室の玄関前まで盛大に足場が組まれました。マンションへの出入り、教室への出入り口が狭く危なくなってますので気をつけておいでくださいね。日によって階段も通行止めになる時があるようなので使える方を使ってください。

よろしくお願い申し上げます。

やる気スイッチが入るとき①

ムシムシする日が続いております。
急激な気温変動と乱高下する気圧により先月末からダウンする生徒さんもチラホラ。
皆様どうぞ無理せずお大事にお過ごしください。

前回、練習しない子供というテーマで自身の話を綴りました。今回は今でも自発的に練習に向かえない私が何度かヤル気スイッチの入ったタイミングの事を書こうと思います。まずは簡潔に要因から。

①好きな曲でレベルに関係なくどうしても弾きたい曲に会った時
②(ピアノ演奏を見て)強烈な刺激と尊敬・憧れを抱いた時
③学校伴奏など負けられないオーディションがあった時
④家族や友達、身近な誰かが喜んでくれる時

思い出すと以上の4つが主なスイッチの入る要因でした。

①は教室の生徒さんを見ていても今も昔も変わらないのだな~と常に感じます。私が子供の時は、アニメやテレビなどの曲はレッスンでは見てもらえず先生の出す教本のみの取り組みでしたが当時、私が子供の時「となりのトトロ」が公開されてとてもハマりました。母にカセットテープも買ってもらい(懐かしい!)擦り切れるくらい聴きまくってました。楽譜も買ってもらいその時の嬉しさは今でもほんのり思い出します。ピアノの先生からの課題そっちのけでトトロの曲ばっかり練習していたのを覚えています。曲の難易度は当時の私のレベルからはやや背伸びした内容で自分1人では弾けませんでした。でも、弾きたい。好きな映画の曲だから。なので、こっそり先生に「♭ってなんですか?」「どうやって弾くのですか?」などトトロの曲とは言わずに先生に質問したりしました。今でもその楽譜は大事に取ってあって、生徒さんに使ってもらう時もあります。
今の教室の生徒さんに取ってみれば鬼滅の刃だったり呪術廻戦だったり、あいみょんだったりの曲がそうなんでしょう。私は過去にその練習への原動力を覚えているので、なるべく教室の生徒さんにも取り組んでもらえるようにしています。レベルが難しくても、右手だけとか、ワンフレーズだけとか。好きな気持ちはその瞬間が大事なのです。後でやったら、その熱量はもう失せているかもしれない。それはもったいないことです。

②は、ピアノに限らずスポーツでもビジネスでも憧れの人って誰かいませんか?私は沢山います。上杉鷹山だったり松下幸之助だったり渋沢栄一だったり(音楽家じゃないのね)。もちろん音楽家でもいるのですが、出来ればここでは会えない人より身近で会える人のが良いです。直接会う刺激は現実味があって会えない人よりも影響力が強いのではと個人的には思います。
私は小学生時代、同じピアノ教室に通う同じマンションの一学年上の男の子がいました。その男の子は帰国子女でもあり元々の素質もあったのでしょうが、めちゃんこピアノが上手くて確か小学生の高学年の発表会では革命のエチュード(ショパン作曲、音大生の課題曲にもなったりする難曲)を弾いてしまうくらい。もちろんその男の子に追いつけるわけはありませんが、同じマンションだし、同じピアノ教室だし年齢は近いし、否が応でも意識はする存在でした。その当時負けず嫌いの性格も手伝って、なんとか追いつこうと私も自分なりに難しい曲に挑戦したり、その男の子の練習法を聞いてみたりしたものです。その強烈な存在が身近にあった事で、同じ学年の子のピアノレベルはあまり意識する事はありませんでした。ちょうど今、中学生の生徒さんが部活を頑張っていますが、やはりそう言った存在があるようで影響を受けているお話を良く耳にします。身近な存在だからこそ切磋琢磨出来るようになるのかもしれませんね。間違いなくその男の子の存在は私のピアノレベルをアップさせたと断言出来ます。

長くなってしまったので③④は続編へ。