立春✾
旧暦で言うと今日から新年。晦日である節分にレッスンが終わってから豆まきをして今日を迎えました。昨日の最後のレッスンの生徒さんと「この後、お互い恵方巻きを食べましょうね👹」と言ってレッスンを終了したのがほっこりしました。昨日は春を感じさせる温かい陽気でしたね。

最近、ありがたい事に教室のレッスン以外にちょろちょろ活動させていただく事も多く、自分が何者かを話す機会が増えました。

「川越駅近くでピアノ教室を開講している者です」

大抵はこの一言の後、

「なんてお教室ですか?」

と続いて聞いていただける事が多いので、

「音楽教室Flugelです」

と答えます。そして大抵の方の反応が「ふりゅーげる?」と頭にはてながつくリアクションです。

教室名のFlugel(フリューゲル)はドイツ語で翼を意味します。
ピアノの呼び名は(これも正式にはピアノフォルテなんですけどね)、国ごとに異なります。
その昔、日本では舶来品だったピアノは洋琴とも呼ばれたりしました。
ドイツ語ではもっぱらKlavier (クラヴィーア)と呼ばれますが、教室名に引用したのHammer Flugel(ハンマーフリューゲル)からです。
ハンマーはピアノの音を出す部品、フリューゲルはグランドピアノの蓋の事を指します。グランドピアノの蓋ってなんとなく翼の形になってますよね。
ピアノの生まれ故郷はイタリアで、その後ヨーロッパ各地で隆盛していきました。中でもドイツはバッハやベートーベン等、優れたピアノ曲をたくさん世に生み出した作曲家がいる国です。クラシックのピアノを勉強するとドイツは非常に馴染みのある国です。大学での第2外国語の(第1だったかな?)必修科目としてもドイツ語と決まっていました。

自身の教室を立ち上げた時、教室が発信地となってたくさんの音楽や楽しい気持ち、彩りのある音や人が翼にのって広がっていくように、という願いを込めてピアノの名前の1部でもあるFlugelにしました。

教室を立ち上げてから10年が経過し今年で11年目に入りました。
今だから言えますが、最初の頃はピアノ教室だけではとても生計は立てられませんでした。それが今では40名を越える生徒さまにお通いいただき、教室のモットーでもある「長く通っていただけるレッスン提供」を軸に、地域に根ざした教室として運営出来ておりますことを大変ありがたく身にしみております。
昨年から少しずつ、その名前に込めた活動の広がりに足をかけられたかなと感じております。
まだまだ、ではありますが。

これからも益々、自分が動けるうちに音楽を通じて活動の翼を広げていこうと思います。
皆様どうぞ、これからもよろしくお願い申し上げます。