生徒名鑑①~レッスンよもやま~
2月も残り1週間。今月は年明けから未だに収まりを見せない第6波の感染拡大の影響を受け、レッスンが休講になったりオンラインレッスンに切り替えたりご不便をおかけしています。来月には落ち着いて欲しいと願うばかりです。
さて、本日のレッスンで大爆笑する事がありました。
教室に7年越えて通ってくれているベテランのとある男子生徒。
発表会に向けクラシックの名曲を練習してくれています。それなりに難しい曲ですが、新しいセクション(長い曲は分割して取り組むので、段落のようなもの)を見ていたら、とても奥深い音が。なんというか、その曲の景色や躍動感の感じられる何とも良い音でテクニック的な練習だけでは無く、何か彼の中に感じるものがあって、更にそれを音に乗せて表現出来ている感じ。彼のレッスンをして初めて聴かせてもらう音だったので、つい、
「覚醒したね!どうやったらそういう音が出せたのかな?
CDとか聴きまくった?何か本を読んだ?
何か自分の中で変化があったのかな?」
と根掘り葉掘り聞くと珍回答がっ!!
「早寝早起き朝ご飯!!!」
うおお、そうだったのか~~~。
それが良い音を出せる秘訣だったのか。素晴らしい、確かに一理ある。
彼は確信したように言い切りました。
これは脚色の無いリアルなレッスンシーンの1コマです。
冗談はさておき、ピアノは長く続けていると本人も無意識のうちにある日、突然覚醒する日がきます。それはいつかは分らないし、個人差があるのですが18年指導をして何度もそういう場面に出くわしました。だからこそ、練習をしてなくても、むいてないと感じることがあっても、本人が苦痛になっていない限りは続けて欲しいのです。
ピアノは音楽以外の知識や経験、理解力が高まってくると相まって連鎖反応を起こし急に上手くなるタイミングがあります。もちろん最初から才能もある子もいますが。
他にも教室には名キャラクターがたくさん。
また、書きます。