教室ブログBlog

~生徒さんの反応(教室レッスンを再開して)~

梅雨に突入しました。3日目の今日、朝から夕方まで降ったり止んだりの波が激し過ぎて、ここは熱帯か!?と思うような最近の梅雨です。昔話をすると自分の老化は晒すことになりますが、私が子供のころは雨の降り方がもっと穏やかだったような気がするのですが…。

教室の対面レッスンを再開して2週間が経過しました。やっと今週に入ってペースが掴めてきた感じです。生徒さんも気が締まったのか今週はだいぶ取組の感触が良いです♪

再開した1週間目、生徒さん数名が同じリアクションをしたのが面白かったので記載します。

とある生徒さんがいつものように課題になっていた曲を教室で弾き出した途端、パッと手を放して弾くのをストップしました。
「あれ、ちゃんと弾けてたけど、どうかした?」と尋ねると、
「いや、なんかずっと家の電子ピアノで練習してたからか生のピアノの音にビックリしちゃって。こんなに大きかったっけって。なんていうか大きいというか迫力が全然違いますね。あと、鍵盤の重さが深いです。」と。

こんな反応をした生徒さんが他にも数名いらっしゃいました。

また別の生徒さんは、
「やっぱり生の音は良いですね~。もうこんな事になっちゃって外出は少しずつ出来るようになりましたけど音楽イベントやコンサートはしばらく開催されないでしょう?どこも中止か延期で。音楽配信もありますけど、やっぱり生で、近くで聴きたいんですよね~。こうやって近くで聴けるってやっぱり良いですね」と言ってくださいました。

実は私も、教える立場ながら同じ事を感じました。
生徒さんのリアルの音を聴いたときに、上手いとか下手とかテクニック的なそういう事じゃなくてピアノの音を通じてその人らしさを感じられた事、オンラインでは聴き取りにくかった多彩な音色を強く感じる事が出来て内心自分でも驚きました。
昔、テレビ番組で断食を経験した人が断食明けに食べるごはんが格別に美味しく感じられるという感想を耳にした事がありますが、その現象と似ているのでしょうか。

断生音?

今回の期間を経て、環境ってかなり影響するのだな~と改めて実感しました。今は、電子ピアノの普及率がアコースティックのピアノに比べ圧倒的に高いと思いますが週1でもアコースティックやグランドピアノに触れる事もレッスンでの大きな役割だなと思った次第です。教室で出来る対策と生徒さんのご協力の下、再開出来ておりますが世の中の全部がこうなった訳ではありません。再開できたことに感謝をしつつ、少しでも皆さんのリフレッシュや学びの場となれますことを。