学校行事においてのピアノの出番
9月になっても、まだまだ残暑が厳しいこの頃です。
先月は短時間豪雨の為、2回レッスンを休講にしました😭悲しい事に、教室付近にある高架下は水捌けが悪いのかたまに冠水します・・・。そして今回は近所の学校が避難場所として開設する有様。近辺にお住まいの生徒さんも多いので安全優先で休講判断にしました。
残暑は厳しくても暦は秋!秋といえば行事の盛んな季節!
ピアノ教室としても学校で開催される音楽祭の準備に賑やかシーズンとなりました。今シーズン、中高生の在籍が多いので伴奏や指揮(指揮も希望があればレッスンしています)に挑戦する生徒さんが6名も!その他、小学生も1人、文化祭のバンド発表で新たな取り組みにチャレンジしている生徒さんが1人います。みんな、それぞれ意欲的なので応援のしがいがあります。
この時期、指導しながら思うのは「ピアノってあくまで学校外においての習い事で誰しも習っている訳ではないから年度や学校、地域によってはピアノ学習者が不在の学校もあるはずなのに、学校行事には欠かさず必要とされる。」という事。ピアノの出番がある行事とは、
○校内音楽祭(合奏&合唱の両方)
○市内音楽祭
○6年生を送る会
○卒業式
○学校のメモリアルイヤーにおいての特別行事 等です。
指導をしていると分かるのが、
「ピアノ学習者が複数名いてオーディションにて弾き手を選ぶ」場合と、「ピアノ学習者が乏しく、生徒本人の意志は不問にて弾き手を選ぶ(押しつけられる)」場合の両方があります。言うまでもなく大変なのが後者です。教室でも何年かに1度、こういった生徒さんがシーズン限定で教室に駆け込み寺としておいでになる場合もあります。どうしても弾けない場合は音源にするとか、先生が弾く(最近はこれが出来ない場合が多い)等の代替案を考えてもいいのではないかと思うのですが。学年でひとつのクラスだけが状況が異なると公平性がないとの事で現実的には難しいようです。
かといってピアノ学習者が全員、学校行事へのピアノ伴奏等を希望するかというと、これまた別の話。
普段の1人で自分のペースで進められるレッスンとは異なり、歌もしくは他楽器とのアンサンブルで演奏する上に、全体との足並みを揃えるための練習のペース配分が定められる点が大きく違います。伴奏経験者はその点を重々理解しているので話は早いのですが、初めて経験する生徒さんにとってはビックリされる時もあるようです。
弾くにしても弾かないにしても、全体と関わる以上、責任が伴いますので「やるならやる」「やらないならやらない」の意志を明確に決める事が大事だと思うこのシーズンなのでした。