今年のレッスンもいよいよ残り1週間。インフルエンザが忍び寄る前までにレッスン締めしたい!と思うこの頃です。

今回は前回の記事の振り返りで記載しました英国王立音楽検定について。

仕事や勉強において色々な資格があります。英検とかTOEICなどはよく耳にもされるでしょうし認知度も高いですね。英国王立音楽検定はその音楽バージョンのようなものです。
ちょっと話は逸れますが、たまに「ピアノの先生って資格はあるんですか?」と聞かれる事があります。おそらく、ありません(国内では)。
では、それに相当するものとは?
YAMAHAさんやKAWAIさんなどはグレードと呼ばれる能力検定などは行っています。また、資格ではありませんがコンクールなどの入賞履歴が、一種それに相当するように思います。
英検やTOEICなどは受験や就職の際に有利に働くことも多いですが、ピアノのグレードや入賞履歴が同じように反映されるかというと一部にそういう学校や職場があるとは聞きますが一般には殆ど考慮の対象になる事はまだ無いようです。

この英国王立音楽検定は国内では残念ながらまだまだ認知度は低いですが、世界90か国以上で実施され本国イギリスは勿論、ヨーロッパ、カナダ、インド等々では音楽学習者にとって、とてもポピュラーな検定だそうです。そして就職や進学時にとても有利に働くそうです。

今年、お教室からも2名の生徒さんが受検しました。
試験内容は日本のグレードやコンクールのように弾く事をメインに審査されるのではなく、音楽を学んだり演奏したりする上で必須のスキルがまんべんなく含まれた試験内容です。音程を聞き取る耳、音程を正確にアウトプットする声、演奏、初見などなど。コンクールと違い、順位をつける審査では無く、本人の能力のみを純粋に評価してくれるので公平性の高さも良いと思います。
審査をしてくれる検定員も音楽の分野で第一線で活躍されているプロの方が、そのシーズンごとに任命されるようです。評価シートも、とても前向きなコメントで音楽を学ぶ楽しさや可能性を広げてくれるようなコメントをくださいます。

プロ・アマ問わず受検できます。皆さんもいかがでしょうか。
今年は生徒さんに続いて私自身がチャレンジして、みようかな?!