教室ブログBLOG

電子ピアノ

ピアノフェアのご案内

先日のブログで電子ピアノが品薄の記事を書きました。
昨日、Facebookを見ていたらこんな広告を見たのでお知らせまで。

ピアノパワーセンタ大決算セール
株式会社ユニオン楽器

開催期日 9/5(土)~9/27(日)

詳細は以下をクリック↓
【大決算セール】

ピアノパワーセンターは埼玉県内に大宮店と所沢店があるようです。
教室の生徒さんも数名、こちらでピアノを選んだり購入したりしました。私も道路からしか見た事はありませんが家具のショールームのような店舗で、複数のメーカーのピアノが多数展示してあるのが特徴です。ピアノは電子・中古・新品でも高い買い物なので購入前は必ず試弾をおすすめします。ご自身にとってしっくり使えるピアノをお求めになられると良いでしょう。

購入を決められてから納期までがいかほどになるかは分かりませんが、購入を検討している方が行くには良い機会です。是非、沢山のピアノを見て納得いくものを見つけてみてください。

電子ピアノが品薄

8月もあっと言う間に下旬。今年はいつにもまして時間の経過を早く感じます。

7月に新たに入会してくださった皆さんが、レッスンを始めるにあたり楽器を購入される訳なんですが、

「今、購入しても届くのが11月だって言われました~💦」

と口々におっしゃられます。(既に3件は耳に入ってきています)
な、なんだって!
どうも、このご時世でおうち時間が長くなったためかピアノ(楽器)が飛ぶように売れているとの事!生産も配送も間に合わず今、購入しても秋以降になると店頭で言われるそうです。

マスクもアルコールもそうでしたが急激に需要が伸びると手元に届くのが困難になりますね。
私はオンラインの導入急務時に、やはりWebカメラやヘッドホンが買えず、PCやWi-Fiルーターも値段や大きさ等を選んで購入する事は出来ませんでした。
最近、地味に買えないのがゴミ袋。おそらく7月からの買い物袋有料化に伴いゴミ袋の需要が高まったのでしょう。100均を4件はしごしました。

いや~まさか、ピアノまでとは・・・。
もし購入や買い替えをご検討の方は早めに手を打たれると良いかと。お伝えまで。

ピアノの先生の本音~楽器購入編~

11月も最終週。紅葉が素敵な季節です🍂

さて、今日は賛否両論が出るであろう内容を書きます。(内心少しビビる)
将来、意見は変わるかもしれない。これまで私自身も葛藤が有ったような、無かったような。
でも、きっと私や生徒さんと同じように悩んでいるピアノの先生やご家庭があると思う。実際、友人知人家族から一番相談される内容ですし。なので、あえて現時点の意見を書きます。

ズバリ
「ピアノの先生は本物(アコースティック)のピアノをすすめてくるけど、電子ピアノじゃダメなの?」

です。

私は今聞かれたら、こう答えます。
「出来ればアコースティックが(中古でも)良いですね。」
「ただし、環境と予算があれば」と続けます。

おそらく教室や先生によっては、今の時代でも疑いもなく100%アコースティックをすすめる方もいらっしゃるでしょう。勿論、楽器店や調律師さんも。
アコースティックをすすめるには理由があるからです。

いろんな理由がありますが、私がお伝えする1番の理由はコストパフォーマンスが良いからです。「え?」と思われる方、多いでしょう。そうです、新品でも40万~100万(アップライトタイプ)を越すピアノで、なんでコストパフォーマンスが良いと言うか。習う方の技術力、表現力、タッチ、スタミナを習得するにストレートにレスポンスを返してくれるからです。そして楽器の耐久性と不要になった時にある程度のお値段がつきます。タ〇〇トピアノのCMが今でもよく流れるのは、そのせい?!

ここで、ストレートにレスポンスを返すという言い回しに説明を補足すると、電子ピアノはタッチや耐久性がまるでアコースティックのそれとは違います。例えばですが、ピアノの鍵盤に触れる時に10通りの力加減やスピード・深さで触れるとして、10色のグラデーションのある音色を再現できるのがアコースティックピアノだとすれば、10色分としての違いを表現しづらいのが電子ピアノです。これはあくまで個人の見解で電子ピアノだからと言って必ず全てがあてはまるわけではありませんが、力加減の調節と音のボリューム・音色のコントロールが連動しづらい点は弾く側にも楽器としての性能面からも見受けられます。なので近い将来、コンクールに挑戦したり、学校伴奏を希望する事を視野に入れている方には最初からなるべくアコースティックに触れてもらうようすすめます。そのような場面で本番で弾くピアノもアコースティックだから尚更です。

ただ!
習い始めたばかりの時にそんな事決めていますか?
これから先、何十年も続けられる!と確信を持ってはじめられますか?

答えはほとんどの方が「ノー」でしょう。
何を言おう、私自身がそんな事を考えてピアノを始めもしなかったし、続けていても他に優先する事があれば、いつでもピアノから離れるスタイルで続けてきました。

このご時世、バブルの時と違って将来の希望に思いっきり投資をするという時代ではなくなりました。社会の風潮も。そして何より、うちの教室でピアノ購入をご検討いただく多くの方が子育て世代のご家庭です。お子さんの未来が確定してないうちに、1つのスポットに大幅な出費をかけるのは正直厳しい所です。私が親でもそう思います。

そこで、意見が反対になりますがニーズを満たしてくれるのが電子ピアノなのです。
最近では電子ピアノも性能は良くなり、使い方によってはアコースティックピアノよりもアプリとの連動やメトロノーム・録音・ヘッドホン使用等の多機能を搭載しています。そして何よりお値段と設置場所がアコースティックピアノに比べてお優しいのです。

物事なんでもそうですが、それぞれに強み・弱みがありますよね。

なので、教室では生徒様の「お財布」・「環境」・「ニーズ」とよくご相談させていただいた上でご納得いただけるものをご提案しております。

結局はアコースティックピアノVS電子ピアノの決着をつけておりませんがお察しください。
私自身も大学時代、先生から「グランドピアノが無くちゃねぇ」と言われ肩身の狭い思いをしました。「んな事言われても!」と心の中でしょっちゅう叫んでいたのを覚えています。こればかりは家族の空間も巻き込むので親にも言えず、板挟みな時期を過ごしました。

ですので、講師視点としての本音はあっても、家族視点からは無理強いはしたくないものです。
どちらの視点も持ってご相談を受けるよう努めております。楽器だけでなく、ピアノレッスンで使用するアイテムについても疑問や不安があれば是非ご相談ください。

最近のピアノ製品

先日、最近のピアノ(電子ピアノ含む)を調査しに銀座に行ってきました。
9月はちょうど決算時期なので幅広い種類&価格のピアノがドドンと展示されています。

教室の生徒さんの中でも今は電子ピアノの利用率が主流です。
お値段は10万~150万まであるそうですが、習われる方の年代や目的、ニーズによって売れる価格帯が異なってくるようです。重視する内容としては『価格』『機能性』『タッチ』などなど。

電子ピアノとアコースティックピアノの2つにおいて購入動機の違いの1番はおそらく価格だと思います。価格の違いはどうしても埋められないのは昔と変わらないままです。むしろそうでないと。作る工程の手間暇、使う部品の精密さは両者において歴然の違いがあるからです。

その他に、2番目の違いは機能性ではないでしょうか。置き場所やサイレント機能(ヘッドホンをつけながら弾く人のみ聞えて周囲には消音になる機能)を考えると、これまでのアコースティックピアノには標準にその機能はついていませんでした。

が、

な、なんと今は「トランスアコースティックピアノ」なる新機種が開発され、アコースティックピアノでいながら電子ピアノの如くに音量をつまみで調整できるピアノが誕生したとの事。
これまでのサイレント機能のヘッドホンをつけて消音するものとも違い、従来のピアノの発音装置に音量の調整機能がついているです。
また、アコースティックピアノに後付け出来ていたサイレント装置も昔のものと違いUSB端末を差し込んで録音出来たり、コンサートホールに設置されているような高級ピアノの音色など複数の音色を選べる機能も搭載されていました。そしてヘッドホンから聞こえてくる音声も生ピアノと遜色ない程、性能があがっていました。

かつて音大受験をした際、集合住宅でアップライトピアノを使用していた私は発売されたばかりのサイレント装置にかなり助けられたものでした。音を出して練習できる時間に限りがあったからです。しかしながらタッチや音色の違いは反映されなかったので主に譜読みや暗譜をする時に利用していました。けれど今のサイレント機能は随分性能があがって全くの別物のように体感してきました。環境が整っていれば、やはりどんなに機能を積まれてもシンプルばアコースティックなピアノが一番と思う事に変わりはありませんが、様々な環境やニーズに合わせてメーカーさんがこんなところまで?!と開発の努力をされていることに頭の下がる思いでした。

浦島太郎状態に陥りながら最新のピアノ事情に触れられた良い機械でした。

様々なパンフレットと共にこんな面白いシートもいただいてきました。
日本の住宅事情に合わせたピアノ設置をシュミレーションできるシートだそうです。