久しぶりに外出しました。
人間が家で引きこもっている間に自然はちゃんと時間を進めていて、桜の花が散ったと思ったらツツジかなさつきかな、それにハナミズキも見られるようになりました。

ちょうどこのシーズン、NHKの朝の連続ドラマ「エール」が音楽家のお話なので久しぶりに見ています。今回は作曲家の古関裕而さんを題材にしたお話です。恥ずかしながらドラマを見るまで国民的作曲家、古関裕而さんの事を知りませんでした。しかし先日の番組で古関さんの事を取り上げた番組を見ると、「あ、この曲知ってる!あ、これも聴いたことがある!」と続々と知っている曲が登場するではありませんか。どの曲も、名前も気にしないくらい、あまりに生活に溶け込んでいる曲ばかりでした。
古関さんが取り上げられたのは言わずもがな、オリンピックに関係しているお人だったからですね。前回行われた東京オリンピックでのテーマ曲を作曲したのが古関さんだとかなんとか…。
オンタイムでその頃を知らないので私はピンときませんでしたが、別の曲で私にとって思い出深い曲はあります。

「栄冠は君に輝く」

そうです、高校野球の入場のテーマ曲です。私は甲子園の曲と覚えていました。
何故この曲が思い出の曲かというと、遡れば小学生の時。私の通う学校には5、6年生で編成された金管バンドというクラブとはまた違った希望者かつ選抜されたメンバーで構成されるバンドがありました。卒業式や運動会、入学式もあったかな、というような学校行事のイベントの時にBGMを演奏したりしていました。
低学年の自分は行事の時にみんなとは違う位置にいて楽器を演奏する先輩を見ては「かっこいい~」と思ったものです。晴れて5年生になった時に部員に滑り込めた自分でしたが、運動会の時になると全校生徒が入場をする時に「栄冠は君に輝く」を習わしで演奏しました。演奏をして一人誇らしく思ったものでした。このシチュエーションにもぴったりだし、演奏していてもリズミカルで気持ちを高ぶらせてくれる爽やかな曲はとても清々しい気持ちになれたものでした。
まさかその曲が古関さんの作品だったとは(^^)数日前まで知りませんでした。自分にとっては一番思い出のある1曲です。

きっとこの曲は私と同じく「甲子園の曲」と覚えている方も多いのではないでしょうか。
今年の高校球児も悔しい思いを強いられたと思いますが来年はこの曲と共に清々しい大会の開催が行える事を願って。