生徒さんの成長

新しいレッスンスケジュールが始動して、ぼちぼち1ヶ月になりました。
先週末から小中学生の学校行事で運動会が展開される季節にもなりました。5月だというのに、レッスンに来るみんなの顔は赤かったり、こんがり日焼けていたり。お大事にしてくださいませね。歳を重ねるとある日突然シミとなって現れますじゃ・・。
先月、幼児・学生を対象にした発表会が終わりました。今日は発表会の舞台で心しびれたみんなの成長のお話を1部語らせてください。
まず一人目。
小3女子Yちゃん。昨年の発表会では、とてもとても緊張してしまいリハーサルの時も本番の時も足も手も震えてしまい、話かけてもうつろな様子でした。連弾で隣にいた私は普段通りを保つことしか出来ませんでしたが「(仕方が無いとはいえ)恐怖体験をさせてしまったなぁ。」と心の中で心配しておりました。それほどの緊張ぶりだったのです。本番なんとか弾いてくれたものの呆然としている様子は変わらず、「こりゃ、来年の発表会は見送られてしまうかも」と感じておりました。
が!
今年の発表会も参加を決めてくれ、自ら「これ弾きたい!」と早々に曲も決定。いざ本番!
なんと昨年の緊張が嘘のようにノリノリで弾いてくれ、連弾の時などは自分のパートが休みの時、講師の伴奏に耳を傾けながら体が縦ノリしている!!
なんてこったい。私は去年の心配を抱えていたので彼女の本番の様子にたまげました。強くなったなー、発表会も前向きに参加してくれて勇気が必要だったんじゃないかなーと感心しました。しかも続きがあり、「来年は○○弾きたい」と既に1年後のリクエストが。乗り越えてくれた彼女にあっぱれでした🎌
二人目。
高校生女子Aちゃん。毎年クラシック曲を選ぶことの多かった彼女ですが、学校行事の合唱伴奏を務めたことがきっかけでイージーリスニングに初挑戦しました。とても雰囲気を醸し出して弾いてくれたなと感じました。それは客席にも届いたようで、若い生徒さんの演奏を聴きにきてくれた大人の生徒さんお一方より「あの生徒さんは私より若いはずですが、なんというか人生を達観したしたような音色が奏でられていて、もちろん上手なんですが、そういう表現では収まらない素敵な演奏でした。私も早速楽譜を買っちゃいました。」という感想を寄せて頂いたのです。
観客の誰か1人にでも、このような感動を与えられるとは素晴らしいと思いました。
また、個人的には生徒さん同士で刺激を与え合える皆さまが素敵✨と1人、感無量になった私でした。
今回は大人の生徒さんが割と会場に聴きにいらしてくださり、皆さん刺激を受けられていました。レッスンでお顔を合わせることは少ないですが発表会の機会に生徒さん同士の交流ができたのも嬉しいことでした。
他の皆さんもそれぞれに成長があるのですが今回は印象的なお話を2つほど。
来週末は、いよいよ大人の生徒さんのための弾き合い会です。
大人の生徒さんの成長もレッスンでビシビシ感じていますので、続きはまた改めて。