コロナ禍で助けられたこと
7月2週目経過。梅雨真っ只中です☂
例年、湿度Maxのこの季節はピアノの調子が絶不調な所に加え、コロナの影響で調律もまだ出来ていないから音がビロンビロンで悲しいです😢
しかし先月から教室レッスンを再開してからと言うもの、生徒さんの皆さんには以前と同じように毎週元気にお越し頂いて、大人の生徒さんはとみに「やっぱり対面でレッスンした方が張り合いも出るし、生の音は聴けるしこっちのが良いですね」とお声をいただく事が多いです。ありがたや。
しかし、また最近では感染者が増加傾向にありますので油断せずになるべく今の状況を継続していきたいと思っています。
自粛期間中、なんとなく動きが停滞した感じがあり、さりとて動くわけにもいかずお家時間を長く過ごした期間を経たわけですが良かったかな、と思う事がありました。
ひとつは「楽器を始めたいと思った(気持ち)や(人)が増えた?!」という事と、
ふたつは「生徒さんの大きな成長があったかな?!」という事です。
例年だと年度の切り替えに伴い、お教室への問い合わせもある時期なのですが見事にコロナフィーバーの時にぶち当たりました。同業の友人とも今年は新規の生徒さんは難しいかもと話しておりましたが、なんと有難いことに教室レッスンを再開してから体験レッスンへのお問い合わせが数件ありました。すでに在籍の生徒さんからも「知り合いがこの年になってピアノ始めたって。家時間が長いから」という話を聞いていました。お教室へのお問い合わせも例年だと幼稚園や小学生のお子さんのお問い合わせが多いのですが、今回は中高年の方が多いのもなんとなく納得です。おうちで過ごす時にピアノは持ってこいですね。元々室内で練習するスタイルだし、簡単すぎると飽きるけど少し難しい位で長く続けるにはピッタリかもしれませんね。他の家族の迷惑にならない事が大事ですけれども。
そして生徒さん。自粛中に体力も気力も温存出来たからかピアノへの練習量や集中力が増した模様です。そしてオンラインでは、肌で感じるコミュニケーションや視覚伝達が劣る分、一生懸命こちらが言わんとする事を想像したり理解しようとする姿勢が、総じてどの年齢の生徒さんにも見受けられました。また指導を出来ない時間が長くなった事で、分からないなりにも自力で進めた様子も感じられました。それらが功を奏しているのかレッスンを再開してから1から10まで説明する事がグンと減りました。課題もペースアップして進められる事が多く、心なしか以前よりスムーズに感じる事があります。
不自由な時間が学習や意欲への加速度や理解度を高めたように思えます。
ついマイナスな面に視点がいきがちですが、コロナ禍によって新しい気づきが得られた良かった面も沢山あるはずです。不自由に感じた事も良かった事も糧にして過ごしていけたらと思います。