今年1番の感動
今年も残す所、あと10日となりました。レッスンは27日(金)まで、年明けは4日からレッスンスタートです。
今年は突然の父親の介護が降りかかってきて大波小波に揉まれに揉まれた1年となり、心境としてはやっと年末まで漕ぎ着けたという感じでしたが講師生活20年を過ぎて初めて経験する感動にも恵まれました。
前回のブログに生徒さん達が学校の音楽祭での伴奏・指揮に選出された事を記載しましたが、なんと今年はミラクルで1つの中学校の本番の音楽祭を鑑賞する機会を頂けたのです。
その、とある音楽祭の会場では、普段のレッスン室での生徒さんとは違う他の同級生に囲まれた様子や制服姿を見て、違う1面を見せてもらいながら舞台上での伴奏や指揮をしている勇姿を直に見ることが出来、自分の胸の中には不安と期待、そして成長した事の誇りと自分の手を離れていくような一抹のもの悲しさがないまぜに満たされました。きっと親御さんの気持ちもそうなのだろうと。私自身は子供がいないので、そういう気持ちを味わうのは初めてでした。と同時に自分が親で無くて良かったとも😅きっと親だったら、もっともっともっと気持ちの振れ幅が大きく揺さぶられて冷静に見ていられなかっただろうと容易に想像できました。親で無くてもこんなに気持ちが触れるのに。
教室の発表会でも生徒さんの成長は感じますが、今回は客観的な立場からの視点だったので新しい感覚でした。
その後も続々と他の学校での本番の動画を保護者の方に送っていただきました。中でもとても印象的だったのは小学2年のMちゃんの本番。彼女のお母様は、なんと私と小学校の時の同級生なのです。つまりお母様と私はMちゃんと同じ年齢からの付き合いで、そこからうん十年を経て、同級生のお子さんが学年の代表としてピアノ伴奏を務めている・・・。動画の中に映る彼女は堂々として、お友達の歌も弾けんばかりに溌剌とした演奏で元気一杯の小学2年生ならではの表現で微笑ましい発表でした。今回のオーディション挑戦者の中では1番準備期間も短く、1番若年層での挑戦だったのに、加えて体験レッスンに来た時の人見知り炸裂で泣いてしまった時が昨日のように思い出される中での、この勇姿。こんな事ってあるのかと思える素敵な事でした。
全員の発表報告を受けながら、それぞれに個性も感じ、子供の成長は本当にかけがえのない宝物で、だから大人は頑張れるんだなと改めて思えた素敵な期間でした。
めざましい進歩していく生徒さん達を導いていけるよう、私もアップデートせねば~~~。