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2017年 11月 の投稿一覧

ピアノ購入を検討されている方へ【購入店舗編】

今週末はいよいよ12月☆彡
2017年もアッという間に過ぎていきます。

さて、前回「ピアノ購入を検討されている方へ【ピアノのタイプ編】」を綴りましたが、今回は【購入店舗編】です。久しぶりに私自身が店舗を回ってみたり、お教室の生徒さんに聞いてみると主に以下の3つになるようです。

(1)家電量販店
(2)大手楽器店
(3)個人楽器店

3つを比較するとピアノの値段自体はそんなに大きな差はありませんでした。
でも、それぞれに特徴があるようなので具体的な違いは以下に。

(1)家電量販店
まんべんなく各メーカーを取り揃えている店舗もあるが、若干偏りがある。ポイント還元等でキャッシュバックが見込めるが配送料が別だったりアフターサービスが行き届いてない事もある。

(2)大手楽器店
楽器メーカーが製造している電子ピアノをメインに幅広い値段の機種を取り揃えている。フェア期間中だと安く購入出来たり、一定レベル以上の機種だと配送料・設置料をサービスしてくれたりもする。たまに型番が落ちたもの、現品処分品などで大幅にディスカウントされたものもあるが安い品だと配送料が別にかかったり、設置に際しては別業者に委託されている事もあるので配送当日にトラブルになる事も。アフターサービスは家電量販店に比べると手厚い。購入の際によく確認すると良い。ただ、どうしても値段の高いものを薦められる事が多い。

(3)個人楽器店
楽器のディスカウント率、付帯サービスなど交渉により大手楽器店と同等かそれより小回りの効くサービスをしてくれる場合も。店舗スペースの大小により取り扱い楽器の種類に限りがあることも多いが一番顧客目線で接客してくれるように思う。アフターサービスも請け負ってくれる。

購入される方それぞれに重視するポイントは異なりますが、楽器は長くお付き合いする事が大前提です。もちろん安いにこしたことはないと思いますが、長く使うものだからこそ値段の中には楽器としての性能だけでないものが含まれていると考えてください。
実際、ここに記載させていただいた内容には生徒さんの困った、という声も反映してまとめております。楽器に不具合があってはレッスンも楽しく受ける事が出来ません。

皆様がご自身にとって納得のいく楽器と巡り合えることを願って。

ピアノ購入を検討されている方へ【ピアノのタイプ編】

11月も下旬に入りクリスマスイルミネーションが街を彩る季節となりました。

先日、教室の生徒さんがピアノ購入を検討しているとの事で私用で都内に出たついでに久々に楽器店&家電量販店に立ち寄りました。いやはや、携帯電話までとは言いませんがピアノのマーケットも随分変わっているんですね💦

自分の認識がグランドピアノを購入して以来、停止していたのでリニューアルする良いきっかけでした。ピアノは安いお買い物ではありません。お教室の生徒さんのお話も取り入れながら、新しく仕入れた認識をまとめてみました。

まず、ピアノのお稽古に通われている方で使用している鍵盤楽器は主に3つ。

(1)キーボード
(2)電子ピアノ
(3)アコースティックピアノ

それぞれの特徴を見ていくと、、、

(1)キーボード
価格は1万~5万前後。最も求めやすい価格だがペダルが別売り、鍵盤数が88鍵以下、鍵盤のタッチが軽いなどレッスン室や本番の際に使用するピアノと条件がかけ離れているのが難点。長くレッスンを続けていると途中で買いなおす方もいる。

(2)電子ピアノ
価格は10万~100万前後。今、国内で最もシェアがあるタイプ。アコースティックピアノに比べて求めやすい価格。多機能である事も魅力のひとつ。
・ヘッドフォンを使用してサイレント演奏が可能(朝早く、夜遅くでも弾ける)
・何種類かのピアノ、他楽器の音色を選んで楽しむ事が出来る。
・メトロノーム搭載。ただし機種によって速度表示が分からないものもあるので注意。
・録音機能搭載。練習に反映させることが出来る。

難点はタッチの変化を音色に反映できない事。
しかし最近はそんな問題も解決できるハイブリッドピアノなるものも販売されています!電子ピアノなのにアコースティックピアノと同じアクションを搭載しております。言うなれば電子ピアノとアコースティックピアノをいいとこ取りしたようなピアノ。こちらはやはりどのメーカーも30万以上からの価格です。

(3)アコースティックピアノ
価格は中古でも30万くらいから。最近はアップライトでも新品で本体価格39万というものもありますが上のクラスは100万を越えるものもあります。新品のグランドピアノはだいたいセダンタイプの国産車(200万前後~)と同じくらいになります。
コンクールや音楽学校進学など本格的に勉強される方には必須のタイプです。タッチによって音色を変えられ、まさにフォルテピアノのダイナミクスを体現できる楽器です。上手に使えば100年近くは使えます。お酒と同じで上手に手入れをしていけば深みのあるなんとも言えない音色を醸す事が出来ます。こちらのタイプをご使用の生徒さんはご親戚が使わなくなったもの、ご家族の誰かが昔使用していたものなど受け継いだものを使われている方が多いです。新規に購入される方は殆ど中古で購入されます。

難点は価格が圧倒的に高い事。また、置き場所に困る事。搭載は出来ますがサイレント機能が基本的にはついていない事。など近年の住宅事情には、やや適さないのが悲しい問題点です。

今回はピアノのタイプについてお届けしました。
次回は購入店舗、見えない落とし穴について記載します。

ピアノを習って得た副産物

3連休の中日、秋晴れの爽やかな日和となりました。
いつもは教室や生徒さんとの出来事を綴る事が多いですが、今日は自分の事を振り返ってみようと思いました。

最近、年齢を重ねるほどにピアノを学んできて良かったな、救われたな、と思う瞬間がよくあるのです。それはピアノを弾く技術が上がったとか、念願の曲が弾けるようになったとかそういう事ではないのです。

綺麗ごとではなく良かったなと思う点は、

1、美しい物への追及・継承
2、世界観が広がる
3、セルフメンテナンス

です。いずれもの子供の時には見えなかったことでした。

大人になって少しずつ経験を重ねてくると、生きる事の大変さ、自分の采配だけでどうにもならないようなシチュエーションに直面する事はままあります。そんな時、思考や感情はマイナスに振られがちになりますが、ピアノが持っているパワーと言いますか、ピアノに限らず打ち込める何かがあるとそれが全てプラスの動力の源になっている事を感じます。色々あるのですが特に念頭に上がったのが上記の3つでした。

また、綺麗ごとではなく苦労をして得てきた事もありました。
それは、

1、忍耐
2、コミュニケーション力
3、つじつま合わせ力

最初は楽しく始めたピアノですが、曲の難易度が上がったり練習時間の配分が上手く出来ないようになると辛くなるものです。そんな時はいつも葛藤でした。義務教育でもありませんでしたし、投げようと思えば辞められたと思いますが続けてきた事は本当に、今の社会を渡り歩いていくのに大いに役立っているのは間違いありません。義務教育の範疇でなかったからこそ、自分で言い出したことは最終的に自分でケツを持つ!というのを身をもって叩き込まれました。最近は自分の事を棚にあげて他者に責任転嫁をするような風潮が目立ちますが、その考えでは自己の中での根本解決はいつまでたっても辿り着けないと思うのです。全てとは言えませんが忍耐や物事の順序を知る事は自己解決の一手段ともなりました。

つじつま合わせ力は私の造語です。学生時代、毎回のレッスンは成果を出していないと一気に恐怖のレッスンに変わりましたから、仮に練習を十分に準備出来ていなかったとしても何とかその場を乗り切らねばなりません。ピアノでどうにか出来るところはどうにかし(大抵小手先のごまかしは見破られますが何もしないのが一番マズイ)、ピアノでどうにもならない時は先生の注意を他に向けたりして無い知恵を回しました。
このシチュエーションにおいては練習していれば済む問題ですが、仕事となると予測不能な事態になる事もよくあります。そんな時、まごまごして手をこまねくよりも結果に結びつかずとも何とかその場をやりきる!という対処が出来るようになりました。

一芸にひいでる
芸は身をたすく

等の言葉がありますが、一つの物事を貫き通す事はあるゆる物事の対処する能力が身に付き(トランプで言うとジョーカーのような)、身に付いた能力で己自身が救われているというのは正に実感として手ごたえがあります。

お稽古との付き合い方は皆さんそれぞれの形があると思いますが、是非ピアノが上手になる事に加えて皆様の何か助けとなりますればこの上ない喜びとなるでしょう。